SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2012年

07月07日

(土曜日)

今週のあれこれ3(千葉市美術館)

千葉市美術館では「浮世絵師渓斎英泉」が明日まで。


私は同時開催中の所蔵作品展「モダンガール万華鏡」の最後のほうで見た
解説が気に入りました。
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「モダンガールの光と影」
「モダンガール」という言葉はそもそも近代的な自立した生き方を求める女性たちの動きを背景としていました。けれども女性の自立は容易に進まず、職業を持ったとしても、都市の底辺で安い労働力として使われるのが現実でした。「モガ」が次第に尖端的なファッションの呼称に転じていったのはそれゆえです。だから本展に見るような多彩な女性像イコール当時の女性の多様性とはいえませんし、作家のほとんどが男性であり女性の視点から描かれたものではないことも忘れたくないところです。そして本展は恩地孝四郎が昭和14年(1939)に陸軍省嘱託として中国大陸に渡った際の印象を刻んだ作品《白亜》で幕を閉じます。白壁から覗く断髪に中国服の女性-その強烈な後姿は、モガの時代が、新たな生き方への夢も都会の享楽もすべて飲み込んで去ろうとしていることを教えてくれます。洋装もパーマネントも禁じられた、モンペへの時代はすぐそこだったのです。

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