SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2012年

03月30日

(金曜日)

田中敦子、福島秀子

ここ2~3週、週末ほとんど天気が悪かったです。
明日もどうやら午後から雨模様。(何とか昼までもって欲しい)

そんな先週土曜、天気などものともせず(?)お楽しみのハシゴ
まずは東京都現代美術館。
“アート好き”を一応自認するもののアートの世界は広く、
世間の目に触れるものは偏っているので、
不勉強な私が見ることができた作家はほんのわずかに過ぎないと日々思うこの頃。
今回のMOT(東京都現代美術館)の田中敦子と福島秀子の作品は初見のものばかり・・・
ちょうど、田中敦子の足跡をたどり制作現場を撮影した
ドキュメンタリー「田中敦子 もうひとつの具体」の上映会に入ることができ、
その人となりと抽象作品のギャップ?を興味深く見ることができました。

「田中敦子 - アート・オブ・コネクティング」展
田中敦子

金のWork A 金のWork A 地獄門 地獄門

いま世界が「具体」などの日本の前衛アートに注目しています。戦後、欧米の前衛芸術に刺激を受けながら、「今までに見た事のない」新しい芸術をつくろうとした、ストレートでみずみずしい感覚とエネルギーがそこにあふれているからです。中でも田中敦子は、具体グループの中の女性作家として突出した才能をみせました。前衛の女性作家として、オノヨーコや草間彌生が自由を求めてニューヨークに行き、そこで評価されたのに対し、田中は日本に留まり、自分の表現を模索しつづけました。ドクメンタの電気服の展示で注目を集めたのにはじまり、昨年はMOMA所蔵の大作が大きく特別展示としてフューチャーされるなど、「遅咲きの花」のようにその評価は高まりつつあります。
布が風にはためく様から音が空間をめぐるベルを発想し、さらにネオンの点滅から電気服を発想するなど、音や光を使った、50年代の田中の発想の飛躍と豊かさは比類なきものです。「いままでにみたこともないものをつくりたい」華奢な身体に秘められたその強い意思は、2011年に生きる私たちに活き活きとつたわってきます。
ネットワークで世界がつながる現在、電球の明滅、一つ一つの惑星、命の明滅を円であらわし、それをひたすらつないでいった、ネットワーク絵画は予言的ともいえます。アートオブコネクテング、一つの絵画ではなくそれが複数、空間を満たす事でお互いがシンクロしはじめます。田中敦子は現在にむけて、メッセージを発し続けているのです。
 (プレスリリースより抜粋)

もうひとつMOTコレクションの
MOTコレクション特集展示|福島秀子クロニクル 1964- OFF MUSEUM

collection_mainimg.jpg

<作品> 《作品》 

バレエ実験劇場『乞食王子』の舞台 バレエ実験劇場『乞食王子』の舞台美術

福島秀子は、1940年代末より80年代末まで、絵画を中心に発表し続けた作家です。福島の作品では、スタンプが重要な要素となっています。様々なものを素材にして紙やカンヴァスに押されたスタンプは、運動感に満ちた筆触や、陰影に富んだ色彩とともに幾層にも重ねられることで、絵画空間に独特の響きをもたらしています。
その絵画世界は、1957年に来日し、「アンフォルメル(未定形)」という美術運動を主唱したフランスの美術評論家ミッシェル・タピエに激賞され、ヨーロッパで開催された展覧会に出品を重ねました。「アンフォルメル」とは、未だこの世界のどこにもないものを行為とマチエールによって創ろうとするものですが、タピエは福島の作品のなかに、未知のものに向かって生成されるイメージの力を見出したのでしょう。そうした画家としての活動の一方、彼女は、当時の前衛的なグループにも積極的に関わりました。1951年、創立メンバーとして加わった「実験工房」は、美術と音楽を中心として、ジャンルを横断した総合的な空間(環境)の創造を目指すものでした。福島はこのグループの発表会で、新しいメディアを使った映像作品や舞台衣装、装置等を手掛けています。こうした福島の独創的な営みを回顧する試みは、これまでそう多くはありませんでした。このたびの展示では、多数の未発表作品を含む新収蔵作品を中心に、最初期から晩年に至るまで、福島の追い求めた表現の世界を探ります。

今期のMOTコレクションの見どころ
■ これまであまり紹介されることのなかった福島秀子の作品世界に迫る。
福島秀子は、田中敦子と同時代に前衛的な活動を繰り広げた女性作家ですが、その作品がまとまって美術館で紹介される機会はほとんどありませんでした。このたびは、新規に収蔵した未発表の水彩作品のほか、油彩や映像作品、多数の資料により、作家の世界にふれる貴重な機会となります。
 (MOTのサイトより抜粋)

アートを解釈することなどできないし、したくないので
今回の展示はわがままに見ることができてわたし好み。
福島秀子の「電気服」や「ベル」の発想が面白く、
しかもそのためにほどこされた綿密な図面もアートになっている。
いまから半世紀以上前にあった“伝説”のアンデパンダン展の頃
関西でも活発な活動があったと想像できたのにその作品群を全く知らず
ミーハー心不覚。

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