SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2011年

06月20日

(月曜日)

居心地の良し悪し

一時、民放のCMがACづくめで、何度目かの金子みすずブームのようです。
私の母はみすずが生まれた山口県長門市仙崎出身で、
金子みすずのことは随分昔から聞いてはいたものの、
彼女の詩には特に思い入れもなく。

が、どうせ彼女の詩を取り上げるなら
「鈴と小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」
であったなら、たびたび耳にしてもそれほど居心地が悪くないかも。

先日、「とにかく、精神的に健康でいられるよう、楽しめるときは楽しむ!」
と書いたのは、やはり楽しむことに罪悪感を感じていたからか・・・
とはいえしっかり楽しむチャンスは来るもんだ~
17日(金)<薔薇とサムライ」の試写会が千葉であることをみっちさんに聞き、応募したらちゃっかりあたりました!

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劇団☆新感線の舞台のチケット取りはかなり難しくお手上げ。
臨場感には乏しいが、ゲキ×シネで満足するしかない。

周囲に宝塚フリークがけっこういるのでその魅力に触れてみようかと
一度挑戦したもののあまりに別世界でついていけず断念。
とはいえ退団後の真矢みきや天海祐希は、けっこう好きな役者さんです。
(ふたりとも宝塚では異端であったことを後で知りましたが、だからなのか?)

天海祐希なら当然「ベルサイユのバラ」のオスカルをやってたんだろうと思うでしょ?
実はアンドレしかないというではありませぬか、ビックリ。
「薔薇とサムライ」ではまさにオスカル!これぞオスカル!!

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新感線の舞台では最も華やかじゃなかったろうか、衣装はめくるめく絢爛豪華
橋本じゅん演ずる、髭面の“地球上で最悪卑劣な海賊”が、己の乙女心に目覚めて
カムアウトしてドレスをまとう姿はあまりに似合わぬゆえに素敵でした~♪
役者がみないきいきわくわく演じて、終了後スクリーンであることを忘れて
スタンディングオベーションしたのは私だけでしたが。。。
新感線の舞台は、「どんなに盛り上がったか発散できたかが肝心で
劇場出たとたんに話の中味は忘れてしまったといわれるのが本望!」
という橋本じゅんのことばが好きです。
でも今回は、「ひとはそれぞれ生きたいように生きる自由がある」
ってのが隠れたテーマだと、勝手に自分に引き寄せて居心地よく満足。

18日(土)は対照的な「ミツバチの羽音と地球の回転」 
“正しい”映画です。良心的な映画です。
(良心的な人間ならこの映画を批判できるわけが無いよね、と引いてしまう私って・・・)

映画には何の瑕疵もないです。(ただ私には長すぎた、根性なしです)
長年原発のいろんな問題に取り組んできた鎌仲監督が
祝島の人々の生活の営みを大切に、じっくりと向き合うスタンスは
観客に静かに思いを伝えます。
何より祝島のおばちゃんたちのしぶとさが頼もしかった。
祝島以外に取り上げていたスウェーデンの小さな町の取り組みも
丁寧でよく理解できたし、スウェーデンの市町村議員は原則ボランティアで
議員になると家族も大変だということをあらためて知り、
地方の自治が自立しているはずだと納得したり。

でもね、でもね、上映ホールの最後方で見ていて、
なんだか居心地が悪かったのはなぜなんだろう。

祝島の住民の粘り強さには感服し共感するところが大きいけれど、

開発とか経済効果とは別の、島の生き方を守ろうと訴えて、
「おばちゃんたちがいなかったら何もできなかった」といいながら、
どうしても「戦略的」とか「ブランド化」とか「マーケティング」とか
経済社会の論理に沿って対抗策を講じていかざるをえない運動の指導者たち(男性)

原発建設反対する祝島の人たちに向って、説得する中電職員という場面で、
職員が
「島は老人だけになって衰退する一方です。皆さんはそれでいいんですか」
などというのは、はあまりにも無神経だ、と思う(場内に失笑が起こる)、
けれど、それを観客(私もその一人)が笑えるんだろか?
彼らを、非人間的だと思わせてしまっていいのだろか?
対立する立場の人間の無神経さ無自覚さを強調したり笑うことで
自分は“あっち側”にいないと安心してしまう自分がいる気がする。

“戦う”より逃げるし“戦い”から逃れるためならウソもつくし
ちっぽけな信条も捨てるし、
卑怯だといわれることに何のやましさもおぼえない、と
うそぶいて人に蔑まれることが、案外居心地よい、(居直っておりますな)
ので、“正しい”人たちに囲まれると居心地悪くなってしまう・・・
てなことを浅知恵で考えた週末です。

地味に節電していこうと思いながらPCを使ってしまい、
今日のエコポイントはマイナスだな。

コメント

●NO TITLE

同じく、「“正しい”映画、良心的な映画」に居心地の悪さを感じまする~
『ミツバチの羽音~』には“ビックリの美(ビ)” が感じられず。。。
そういえば、『Weabak:外泊』には、ビックリのビ!がいっぱいありましたね~

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