fc2ブログ

SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2019年

12月19日

(木曜日)

私の小さなお葬式

なかなか行けなかった「私の小さなお葬式」をようやく見てきた。

私のちいさなお葬式


ロシアの田舎町でずっと教師をしてきたエレーナ、村中に元教え子がいて、皆に先生と呼ばれている。
ある日教え子の医者から心臓に大きな問題があると余命宣告を受ける。

独り暮らしの家で発作が起き倒れ、五年に一度しか都会から返ってこない一人息子が駆け付け、症状が治まったエレーナは大喜びで息子をかまうが、息子は仕事のためにすぐに戻ってしまう。。。

愛する自慢の息子ゆえに、彼に負担を掛けてはいけないと、独りで自分の葬儀の仕度を始める。。。

ここからがなんというかメルヘンなのだ!
死亡届を出さないと埋葬ができないと言われ、そのためには死亡診断書が必要になり、遺体安置所に出向くと、そこにも彼女の教え子セルゲイがいて、エレナのとんでもない頼みを聞いて、ギリギリ法の抜け穴をついて死亡診断書を出してやる(って、エレーナの真剣で途方もないアイデアの片棒を担ぐことに喜びすら感じているようだ)

首尾よく埋葬許可証を手に入れ、亡き夫の隣に墓を掘ってもらい、エレーナは次に棺桶を購入する。
それが何と真っ赤!いいなぁ!!
日本にもあるのだろうか?

エレーナは、診断書を書いたセルゲイを犯罪者にしないために今日中に死亡しなければと、友人たちと一緒に葬儀の後に出す料理の準備を始める。見る者の眼にはなんだか使命を果たすためか、彼女がイキイキしてくるように見えてくる。
しかし。。。

エレーナには隣人の喧嘩友だちリューダがいる。誰よりもお互いを理解している。このリューダが実にいい味でかっこいい。

私はつい最近、闘病中の友人に逝かれたばかり。この映画は彼女が私に残してくれた映画館のポイントカードを使って見に行った。Mさん、有効に使わせてもらいましたよ。

入院中の病院から連絡をもらって駆け付けたが間に合わなかった。一人で逝かせてしまった。
彼女は愁嘆場をみたくなかったのかもしれない、そう思うしかない。
そして自分は最期の時をどう迎えたいのか考えることを先送りにしている。

本音を言えば、結局のところ自分がどのように始末されても構わないと思っている。残された者たちに迷惑かけたとしても仕方ない、そんな奴だったと思われるところが関の山とも思う。

しかしこの映画を見て、一つの願いが生まれた。赤い棺桶!

コメント

コメントの投稿

管理人にだけ読んでもらう

HOME