SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2018年

02月09日

(金曜日)

母は強し?2

リリース

産まなくても


「リリース」は書き下ろしで2016年10月発刊、「産まなくても産めなくても」は短編集で2017年2月発刊、各章は小説現代連載(2015年11月~2016年10月)、最終章のマタニティ・コントロールは書き下ろし。

図書館に予約していてほぼ同時期に順番が来た。
そして内容が思い切りリンク、シンクロ!
特に、「産まなくても産めなくても」の最終章の「マタニティ・コントロール」と「リリース」の世界では、ともに初の女性首相が誕生して、同性愛者が様々な方法で子どもを持つことができて、少子化問題が解消されている設定!

「リリース」は、異性愛者がマイノリティになっている世界。"男女同権"が"実現"?して同性婚が実現し、男らしさ、女らしさがネガティブなことと認識されている。。。
読んでいる間、ストーリー展開が予定調和ではないところに興味深く読み進めていく、が、登場人物が皆それぞれトラウマを抱え、性的アイデンティティが揺らいでいるのだけれど、そのリアルさが乏しく感じられて、ファンタジーとさえ思えてくるのは、私の共感度が低い所以か?

「産まなくても産めなくても」では、様々な不妊治療の事情が描かれている。その一つ一つが具体的に書かれていて、初めて知ったこともあり、あらためて自分の認識の浅さを思い知らされた。
ここに登場するマイノリティの痛みのリアルさはとても切実に伝わって来た。「リリース」から受ける印象との違いはどこから来るのか?著者の年齢差か、物語への思いの強さの違いか・・・

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