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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

12月02日

(土曜日)

戦う姫、働く少女

戦う姫

扉のファンタジックなイラストに思わず手にした一冊。
著者や版元の編集者の狙い通りに引っかかってやりました。

著者が自身のブログで記載しているように

これまで一応「英文学者」としてやってきた私にとって、この本は大きな出発となります。ポピュラーカルチャー論であり、ジェンダー・フェミニズム論でもあるのですが、それ以前にこれは新自由主義論でありポストフォーディズム論です。その点でじつのところ、私の中では、これとは全く違う種類の本である前著『〈田舎と都会〉の系譜学──20世紀イギリスと「文化」の地政学』と問題意識は通底しています。

かなり直近の映画やアニメまでをジェンダー視点で読みといて、刺激的でした。なかなかに学術的な色合いが強いところも多々あって、まっ、論理的分析的考察が述べられているところは、斜め読み・飛ばし読みしてしまいましたが・・・
「新自由主義」と「ポストフォーディズム」というキーワードが何度も何度もしつこく出てくるので、「新自由主義」の意味を自分が的確に捉えているか不安になりつつも、この文脈で使うのはどうよ?!と突っ込みつつ。
ジブリの宮崎駿と高畑勲の作品に登場する姫や少女を対比しているところは、自分が見ていないものも含めて再度見直したい気にもさせられましたし。

何より、著者がポストフェミニズムの時代を意識して、これからの世界に何が必要か、何をもって戦うかという核心に迫ろうとしている熱さが伝わってきて面白く一気読み。

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