SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

11月11日

(土曜日)

まさか・・・

久々に読んだキャロル・オコンネル。

「ルート66」上下巻のボリューム。しかし止まらない。幸い電車で遠出することが続いたので集中することができた。

ルート     ルート66下

相棒のライカーや協力者のチャールズは、絶対的なサポートをしつつ常に彼女に抱く信頼と猜疑心のせめぎ合いがある。
あらゆることに疑念を抱く氷のようなマロリーが唯一確信しているものは、死してなおマロリーの人生に大きな影響を与え続ける養父母たちのとてつもなく深い愛だけ。
という、このシリーズの通奏低音の部分はお馴染みで、今回もアイスドールのマロリーなんだけれど、どこかおかしい・・・

かつてアメリカを横断していたルート66は車社会隆盛の象徴的な「母なる道」だったし、幼かった頃、TVで放映されていた「ルート66」や「サーフサイド6」は、かなりのカッコよさと少しの軽薄さの印象しか残っていない。現在は往時の繁栄もすっかり影を潜め、もはや寸断されていて道をたどることが難しいとは知らなかった。。。

ディープなアメリカ中西部の現状や行方不明の子どもたちやその親たちが陰惨な犯罪に巻き込まれ、個人的な旅をするマロリーがどうして関わることになったのか、どこまで読み続けても少しも謎はほどけていかず、しかし、どこまでも引きずられていく(読み続けていく)喜び?をもたらしてくれるオコンネルの凄さ。

そして、私はラストで我ながら驚いたことに嗚咽した。あのマロリーが人間的な感情を発露するとは!?
よもやミステリーのこのシリーズでこれほど自分が感情を揺さぶられるとは!?

かつてないほどの意外な"ヤラレタ感"をありがとう、オコンネル。





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