SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2016年

11月18日

(金曜日)

宗教とアート

西洋美術館で開催中のクラーナハ展
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イタリアルネサンスとは随分趣が違います。

フランドルのボッシュやプリューゲルの雰囲気が好みなので、クラーナハやデユーラーの暗さも好きです。
クラーナハが描くクールビューティたちは冷たさに火傷しそう。聖家族を描いていても温かみをあえて避けているように私には見えます。

関連した企画で秋山聰( 東京大学教授 )「 クラーナハVS.デューラー:ドイツにおける「芸術家」の誕生をめぐって 」と題した講演を聴きました。
そこで知った秋山氏の文章「扮装好きな二人のアルブレヒト」では、デューラーと同じ名を持つ枢機卿アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクの話が語られています。いやはや、宗教改革者ルターの宿敵と目される枢機卿、権威と財力にあかせてのコレクション、しかも聖者に扮した自分の肖像画をクラーナハに描かせているし。

クラーナハは近現代の画家たちの関心がひと際高いようで、展示の後半にはクラーナハに触発されたユニークな作品群が見られ、なかなか面白い企画でした。

この展示の少し前に見たダリ展
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見えないものを見えるように描こうとしたダリは、どこまでも細部にこだわる完璧主義者のデユーラーと通じるモノを感じてしまいます。彼らにとって宗教が救いにはなっていないとわたしには思え、そこに惹かれるのかなぁ。。。



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