SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2016年

02月16日

(火曜日)

キャロル

押しも押されぬ女優ケイト・ブランシェットとがっぷり四つに組んだ(我ながら貧相な語彙)ルーニー・マーラの「キャロル」

キャロル

ケイト・ブランシェットの演技力や魅力については誰しも認めるところ、彼女演じるキャロルと対等に、後半には逆にキャロルが追い求めるテレーズを演じるルーニー・マーラは往年の「噂の二人」のオードリー・ヘプバーンだ!
噂の二人

60年代に製作された「噂の二人」でのオードリー・ヘプバーンの役柄は、時代性からか受動的で、無自覚に見せていたけれど、「キャロル」でルーニー・マーラが演じるテレーズは、自覚し能動的。てか、無垢のようでいながら、オードリーが静かに醸し出していた小悪魔的な要素が、確信犯的にぐっと迫ってくるように感じました。
 時代設定としては1960年代初めに公開された「噂の二人」より古い50年代だけど、地方とニューヨークの違いか、圧力や抵抗は年代が逆のようでもあります。いずれにしても同性愛が道徳に反する行為で、子どもの親権者として不適格とみなされる時代。
 平和で豊かだと思われていた50年代アメリカの、典型的な郊外主婦生活を送る白人女性たちが、精神的なストレスに苛まれていた様子が、2000年代に入って様々な映画で描かれています。キャロルも、事業で成功した男の美貌の妻という役割に苛まれていく女性、その美貌とクールな表情に心を奪われるテレーズ。。。

片時も目を離せない二人の演技ではありますが、しかし、キャロルの懐状況が、私の心配など余計なお世話な、生活感とは無縁のリッチな映画で、感情移入できなかった。。。
スパイク・リーたちが怒るのは無理もない、、、http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/18/academy-spike-lee_n_9014980.html
ってこの映画とは直接関係ないですけど。。。

ルーニー・マーラはデヴィット・フィンチャー版「ドラゴンタトゥーの女」では、腺病質な雰囲気をまとっていて、
ru-ni- doragon

本家のスウェーデン版「ミレニアムドラゴンタトゥー」
ドラゴンタトゥミレニアム
のノオミ・ラパスのワイルドな演技を知ったものには違和感がありました。

役者として、好きなタイプじゃないけど、自在に演じる力十分でこれからの出演作に期待したいと思います。

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