SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2015年

08月01日

(土曜日)

No Museum ,No Life ?

No Museum, No Life?―これからの美術館事典
国立美術館コレクションによる展覧会


こちらもあまり期待せずに行きましたが、存外面白かった!
No Musuam , No Life? とはぶちかましましたね、MOMAT

美術館に欠かせないものを AtoZ 36のキーワード で展示
Architecture 【建築】  Archive 【アーカイヴ】  Artist 【アーティスト】  Art Museum 【美術館】
Beholder 【観者】  Catalogue 【カタログ】  Collection 【収集】  Conservation 【保存修復】
Curation 【キュレーション】  Discussion 【議論】  Earthquake 【地震】  Education 【教育】
Event 【イベント】  Exhibition 【展示】  Frame 【額/枠】  Guard 【保護/警備】
Handling 【取り扱い】  Hanging 【吊ること】  Haptic 【触覚的】  Internet 【インターネット】
Journalism 【ジャーナリズム】  Light 【光/照明】  Money 【お金】  
Naked/Nude 【裸体/ヌード】  Original 【オリジナル】  Plinth 【台座】  Provenance 【来歴】
Record 【記録】  Research 【調査/研究】  Storage 【収蔵庫】  Tear 【裂け目】
Temperature 【温度】  Wrap 【梱包】  X-ray 【エックス線】  You 【あなた】  Zero 【ゼロ】

こんなものが展示されていました。
  

ほう、国立でも、うちらが使っている吊道具と変わらないものだな。。。

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美術品専門の配送会社の梱包箱、出庫・入庫の様子が想像できます。
実際、展示会場の壁のコンパネを組立て、面を均一にして色を塗り、バラバラに搬入された作品をどのように設置するかが映像で公開されていて興味深く見ました。

他にも美術館の所蔵庫の様子も展示、修復前後の作品や、バックヤードでの美術館の様子が窺えます。
そもそもルネサンス期に"額縁"によって絵画作品を移動できるようになって"絵画"として生活の中に生き続けられるようになったという歴史を、様々な額縁を展示するコーナーでは、実際に来館者が歴史的な額の中に映り込み写真が撮影できます!
春に行ったパリの美術館ではフラッシュは使えないがどこでも写真OKで、ルーブルでは中国人の団体客がいたるところでiPadでバチバチ撮影してて驚いたものですが、日本の美術館で写真撮影ができるたぁ、驚き。
日本も時代の流れに逆らえなくなったのかと思ったら、
「今回だけ特別な2点以外は展示物を撮影できることにしました。」とのこと。

キュレーターの企画力がモノを言わせた展示です。海外から目玉の作品を持ってこなくたって、単に所蔵作品展でお茶を濁すのではなく、自前のモノで美術館の本質に迫る展覧会ができるんだぞ、ってことでしょうか。これも最近海外の美術館のバックヤードのドキュメンタリー映画が公開されているのでその影響もあるのかなぁ。

最後の方の「あなた」は、来場者、観覧者、入館者などなど、会場に来る人々が、この作品の前に立つと「あなた」である自分に向き合うことができます。ちょっと屈折したキュレーターの皮肉が効いてます。

さらにキーワードを増やしていくことができそうな、Part2が楽しみな企画展でした。他の美術展より空いてます。猛暑日を過ごすには最適ですよ。

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