SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2015年

04月10日

(金曜日)

本屋へ行きました。ベストセラーを買いに。。。(ああなんてこったい!)
ふだんなら図書館にリクエストするか予約して気長に待つところだけれど、BOOKOFFを回ってもたまにしかいかない私が運よく手に出来るわけもなく、上巻(友人からの寄贈本)読み上げた興奮から、どうしても続きが読みたい、今読まなくては!という衝動に駆り立てられて本屋へ。
こんな気持ちで本屋に向かったのはずいぶん久しぶりです。

そして著者の web 上での挨拶に、
直木賞に決まって、生まれて初めて、あんなにたくさんの方々の前で記者会見をさせていただいた。私はそこで、どうしても言いたいことがあった。皆さん、どうか本屋さんに行ってください。
と書いてあり、おお、行ったよ私!と思わずガッツポーズ。

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基本的にベストセラー小説や賞を取った本を積極的には読まないし、少ない小遣いから身銭を出す書物は、なるべく予算に限りがある職場の蔵書構成に必要でなおかつ興味を持てるモノという、かなり選択肢が狭い。
(断捨離引越しをしてから、自分の趣味に走るものを購入する欲望を捨てました)

だけど、買っちまったです。
下巻は昨日買って、今日は休みで予定があったのに、午前中で350頁余読了!内容や評価についてはあちこちに書いてあるので省略。

西はあるトークイベントで、「他の作家が様々な作品を書いてくれるから、私は私の作品を書くことができる」と言っていた。世界のさまざまな側面を、何人もの作家で腑ふ分けしながら分担して書くことができるのが、文学の世界と思い定めているのだ、と受け取った。(YOMIURI ONLINE 本よみうり堂)

そう、物語のよさはそこにあると、当たり前のことながら常々そう思う。この「サラバ!」の主人公の歩も、どん底の状況の中で、あまたの小説・物語を読むことだけにひたすらのめりこんで、精神が崩壊する手前で踏みとどまる。

主人公"歩(あゆむ)"という男の子の成長物語、という体裁。
物語の中では近い将来に、彼に所縁のある歩(あゆみ)という女の子も誕生することになっている。
わたしには幼い歩(あゆみ)ちゃんという女の子、と歩(あゆむ)ちゃんという男の子の知り合いがいます。どちらの子もこれからがとてもとても楽しみな二人。またあゆみさんという素敵な若い女性も知っています。そんな訳で、物語が歩の一人称で語られていることも、魅かれる大きな要因かも。

文学としての完成度を問うならば、まだまだ甘いのかもしれないけれど、今のタイミングでこの物語に出会えたことはよかったと素直に嬉しい、歩がみつけた"化け物"に、感謝。
また旅したくなります。圧倒されるものに出くわしたくなります。

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