SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2014年

08月04日

(月曜日)

ジブリアニメ2本

最近のジブリアニメ観てないですが、「思い出のマーニー」公開に乗じてTV放映された「借りぐらしのアリエッティ」、
ジブリ両巨匠が直接関わっていないという点に魅かれて観ました。
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そこそこ面白くみたものの、ずいぶん昔に読んだ原作の記憶とはなんだか違うのであらためて原作読み返しました。
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原作の、イギリス童話のエッセンスと私が勝手に思っている、シニカルでちょっと意地悪な雰囲気が、ジブリ版では薄いんでは?登場人物の切なさが強調されてドラマティックに流れているからか?(樹木希林と神木隆之介の声はいい感じだったけど)
原作の男の子は非力で浅はかだし、登場人物皆、賢さとはちと遠い、がゆえに愛すべき人たちなんだけど、アニメでは、なすべきことを自覚している“人々”のように描かれていて・・・

ともあれアリエッティを作ったスタッフに興味が出て観ました、
「思い出のマーニー」
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原作
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と、一番違ったのは、パンフレットに三浦しをんが書いているように、セクシュアルな匂い?
ジブリ版で、マーニーと杏奈が互いに思う気持ちをぶつけ合うシーン(人によってはスルーする?)の微妙な空気は原作では感じにくいかも。ジブリアニメに通底する“少女”フェチなのか?少女間の聖なる?“性”のニュアンスをわかる人にだけわかるように、を意図したならば、ジブリの新境地かも?(もっとも、これまでも裏読みならいくらでもあったわけですが)

原作に流れるゆっくりした時間は、映画の制限の中では単純化されていて残念。アニメで彩香が担う役割=原作では湿っち屋敷の新居住者たち(特に賑やかな兄妹をおおらかに育てるお母さんが素敵なのですが)との出会いが原作のアンナの成長には大きな意味があるし、アンナが“輪”の外側にいると感じている気づまりな気分(周縁におかれているマイノリティが常に感じている生きづらさ)から自己肯定できるようになるところも、ずいぶん短縮されてしまっているような・・・それでも、この映画をみて自分を少し好きになれる少女が増えたらいいんだけど・・・

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