SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2014年

04月05日

(土曜日)

ト-クバック

トークバック観てきました。
土曜日の朝、立ち見が出るほどの入り。
熱くて篤くて、観客の一人ひとり、それぞれ迫ってくるシーンは違うでしょうが
皆どこかで感極まっていたように思います。

31日の上野千鶴子とザ・ニュースペーパーのなりきり安部総理対談
の雰囲気とはがらりと違う今日の上映後のトークバックでした。
これも近いうちに公式サイトにアップされるでしょうが、
セラピストの信田さよ子さんと監督の坂上香織さんの上映後トーク
次の映画の上映時間までの15分間という限られた時間はとても濃かった!
著書は読んだことありますが、生で信田さんの話を聴くのは初。
率直な人柄が伝わってきて、だからこそ、
観客の中の当事者から切実な思いが語られたのでしょう。
その場にいたわたしは彼女たちの震える声での吐露に鳥肌が立つ思い。
映画への共震が高まり揺さぶられたから、周囲が知らない人ばかりだから
一回性の場だから、言えることでもあったかもしれないけれど
とても勇気が言ったはず。
場内からの熱い拍手が少しでも彼女たちのこれから生きていく力になればと
願わずにはいられません。

トークバックの出演者たちはHIVポジティヴの女性だけでなく
ドラッグ依存症や売春、ドラッグの売買、万引きetc.の犯罪歴を持つ者も多く
そのほとんどが性被害者ということがこの映画の大きなテーマだと気づかされます。
特に子ども時代に受ける性虐待や性被害、その多くは身近な人間からという構造は
被害者にどれだけの人格障害をもたらすのか、その後の人生を狂わすのか、
統計上の数字にはあらわれない悲痛な現実。

一人の女性は、ほとんどの出演者が育った環境と違って“健全”な家庭に育ち
自分自身も堅実な生活をしてきたはずだから、
2年前にHIVに感染した事実に直面した時は相当ショックを受けた。
だが、ある日突然子ども時代の痛ましい記憶が鮮烈に蘇ってきて
自分に納得がいったと語ります。
20年以上無意識に封印していた圧倒的に酷い記憶に向き合って、
ようやく自分を受け入れることができた彼女。。。

副題の「沈黙を破る女たち」の意味は深い。

上映後、信田さんの第一声の感想は
「この映画を観ると、自助グループの語り合いや身体表現の癒しに、
閉じた空間で一対一で行う自分のようなカウンセリングはかなわない、
仕事辞めようと思うのよね~」

この映画の出演者である女性だけの劇団
「メディア・プロジェクト:囚われた女たちの劇場」の
主催者ローデッサはレッスンで、いつも彼女たちに
「もっとはっきり、もっと大きな声で、もっと自分の気持ちを出して」
といい続ける。
そうして観客の前に立った時の彼女たち!!

朝イチと夜しかやってないですが、ぜひぜひ。
平日の朝はまだ十分に入れるようです。

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