SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2013年

10月07日

(月曜日)

モローとルオー 

汐留ミュージアムPanasonicで開催中のモローとルオー -聖なるものの継承と変容-千葉市美術館の「ジョルジュ・ルオー展」が提携しているそうな。

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先日、友人の知り合いが関係するバンド(Cheese cake)のライヴを渋谷に見に行く前に
汐留に行ってきました。
大昔に一時期憧れた象徴主義の画家たちの中でも極めつけの画家
ギュスターヴ・モローの作品を生でたっぷり見られる、とあってはいかずにいられません。
今回展示作品はそれほど多くはないけれど、
彼の作品の根本を窺い知ることができるような作品があって
地味ながら興味深かったです。

彼は晩年国立美術学校で教職につき多くの画家を育てたことでも知られていますが
(当時の彼の教室の大勢の学生達と一緒に撮られた写真には
残念ながらやはり、女性は一人もいないようでした)
彼は当時主流のアカデミックな芸術論に対抗して、デッサン不要を説き
マチスやルオーをはじめとする学生達の自由な表現を支持して励ましたそうな。

「溶解した色から浮かび上がるものを描き、彼の色と線は
夢や憧れ、あるいは予感や不安を呼び起こし、視る者の神経に働きかけて
感情をわななかせることを目指していた」そうな。
幾点かの「油彩の下絵」を見ると、
おお、SpaceF・わひねのアーティスティックワークの一つ「たらし絵」のイメージ!
モローさんもご同輩なのね!!と不遜にも我田引水^^V

かれもまたファム・ファタール(宿命の女)を描くことに執着し
神話性の中に寓意をこめてエロスを強調するだけでなく教訓的でもあった、
という解説を読むと、やはり19世紀の芸術の限界を感じもしますが。。。
若い頃は、“耽美、退廃的なもの”に、いいようもなく惹かれるものです。
まさにモローの術中にはまっていた自分がちと悔しいです。

ルオーの絵の中に引き込まれる激しくも暗いタッチにも揺さぶられます。

今回、モローがクリュニー美術館の「貴婦人と一角獣」に触発されて
たくさんの一角獣をモチーフに作品を残していることをあらためて知り
6月にあのタピスリー見ていたことでイメージが膨らみました。

モロー亡き後ルオーが長く館長をつとめたというモロー美術館
10数年前に訪れた時はくしくも国家公務員のストライキで閉館しており
入ることが叶いませんでした、なんと間の悪い。
いつかまた行くことができたら色の重なりの精緻な世界にどっぷり浸りたいものです。

蛇足ながら
渋谷道玄坂の先の円山町、昔は大ラブホテル街でしたよね?(よくは知りませんが?)
昨今の不景気なご時勢、かつ、若者の草食化?の趨勢か
ラブホテルの経営も大変なのでしょうか
あの円山町が今やライブハウススポットに変わりつつあるようで、
いたるところ開演前の列ができており、オバサン二人きょろきょろ
若者の欲望の現在にしばしあれこれ思いを馳せたりして
なかなか意味深い?1日を過ごすことができて満足。

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