SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2013年

06月21日

(金曜日)

静かなイスタンブール・・・

友人が、予定通りならそろそろトルコから帰ってくる頃。
二ヶ月前にはのん気に
「カッパドキアの気球はエジプトよりたぶん安全だろうから乗っておいでよ」
などと話していたら、気球事故がおき、
そのうちにイスタンブールでは反政府デモが拡大し
出発4〜5日前に旅の遂行は?と尋ねたら、
今のところ変更はなさそう、と言っていた。
はてさて。。。

数年前に読んだオスマントルコ時代の宦官が主人公のミステリーにはまった時期があり
憧れの地で、オリンピック開催地はイスタンブールに1票。

そして、たまたま読んだ新聞記事で魅かれた写真展。
「ソフィ・カル 最後のとき/最初のとき」

美術:「ソフィ カル−−最後のとき/最初のとき」展 胸打つ二つのシーン=評・岸桂子
毎日新聞 2013年06月12日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130612dde018040044000c.html

撮影された場所はイスタンブール
展示されている写真や映像の数は少ないけれど、それがいい。
エントランスに入ったところですでに“波”の音が聞こえる。
展示の最初の部屋には、
ソフィ・カルが盲目の人に問うた「美のイメージとは何か」への
一つの応えがあった。
“The most beautiful thing I ever saw is the sea,
these going out so far you lose sight of it ”
私が見たもっとも美しいもの、それは海です。視野の果てまで広がる海です

「最初のとき」
ギャラリーに入ると、音から想像する“海”のイメージは少し裏切られ
海に向かう人の背中がただ映し出されている。
海に囲まれた土地に住みながら初めて眼にする海。
しばらくたたずんでいる人々が最後に振り返るときの表情。

「最後のとき」
登場する20数名の中には医療事故や交通事故・傷害事件で突然失明した人、
徐々に視力が衰えていった人、さまざまだ。
話を聴いてソフィ・カルが撮影したものは、実際の場所や部屋もあれば
印象を取り入れたものもある。それぞれがとても象徴的だ。

それにしてもイスタンブールはかつて「盲人の街」と名づけられていたとは・・・

ソフィ・カルの記者会見の記事を読むと
http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/qLF39IUmDZfsV0e8RgvC/?art-it=137d922af1aa10e2fad00d8e12086f83
被写体、対象者との距離感が私には好ましいものに思え、
それが作品に表れていると感じた。

今月末で終了してしまいますが、お時間がある方は静かなひとときをどうぞ。

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