SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2013年

04月15日

(月曜日)

幸せな人生だったね、ハービー

ハーブ&

今回は千葉でも割合早く公開が始まったので早速行き、
ハーブ&ドロシーに敬意を表して?
中身の割にちょっと値段が高くないかという気はしたものの、
久しぶりに映画のパンフレットを買いました。

「アート・ヒステリー」でも書かれているように、現代アートは
資本主義の雨と民主主義の太陽の下で育ってきたようです。
投資の対象となって久しい現代アート、
もちろん、二人が収集した作品たちもその影響を免れることはできない、
というか二人のメガネにかなったという付加価値がさらに市場を左右することも。

とはいえ彼らの集めてきたアートは彼らの生活の全てといっていいもので
それは家族と同等で、対価を考慮するものでは全くないんですね。
ひたすら集めることの結果を、人生の終末期が近づいてきた今
自分たちがいなくなった時の家族(作品たち)の行く末を選ぶ決断をした、
というところまでが前作の内容でした。

本作は、その後彼らのコレクション4000点余りを引き継いだ
ワシントンナショナルギャラリーのスタッフを中心に企画された
50×50(50州に50点)プロジェクトの軌跡&奇跡を追うドキュメンタリー映画です。

プロジェクトがいざ始まってみると、
大変な作業が伴うことであろうことは容易に想像できますが、
その費用対効果(こんな言葉を使うのもいかがなものかと思いながら)は
素人目にもとても大きいものですよ。

前作では作品のほとんどは彼らの小さなアパートの隙間という隙間を埋め尽くし
満足に鑑賞することはできなかったけれど
今回のプロジェクトで私たちも画像を見ることができるようになった。
http://vogel5050.org/#
すべての州の美術館に訪れることは叶わないドロシーも、
これでいつでも作品に会えるようになって喜んでいましたね。
私たちも一部(ほとんどが私なんぞ名も知らぬ作家たちの作品)を目にして、
二人のコレクションのコンセプトである
“シンプル”“静けさ”を十分堪能できます。
時間が許せばこのうちのどれかに会いに行きたいものだとさえ
強く思う自分がいて、アートが人に及ぼす力は捨てたもんじゃないよ、です。

ま、映画では語られない彼らへのバッシングや反感もあったでしょうが
映画後半でのドロシーの潔さを知ると誰もが彼らの人生に拍手するでしょうな。

「アート・ヒステリー」効果を引きずりながらも、
このコレクターの人生に触れ、羨ましさを覚えました。

コメント

●NO TITLE

>ハーブ&ドロシーに敬意を表して?
>中身の割にちょっと値段が高くないかという気はしたものの、
>久しぶりに映画のパンフレットを買いました。

パンフレット、見してくらはい!
映画はわたしも今日見てきた。
アート目利きの才能皆無のわたしにはとてもマネできんが、
二人のポリシーには大いに賛同できるし、この映画を見てると、
権威というものは当事者ではなく周りがつくっちゃうんだねと思った。
ドロシーのその後の人生切り替えはお見事。

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