SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2012年

10月01日

(月曜日)

もう1本フランス映画

最強のふたり

poster最強

障害者と健常者、富裕白人とスラム街の黒人、違いを超えた信頼の絆・・・が謳い文句か。巷ではこの二人のタッグの評判はかなりいいようで何より。

 私的には「さすがフランス映画、最後は“恋”か!?」と茶化したいところなれど、そこそこよくできたコメディながら本質を突いたところもあり。
 実話をもとにした映画ということで最後に実在の二人の横顔が映し出されると、介護人ドリスは実際は大柄な黒人ではない様子だし、障害者フィリップは映画より高齢のようで、映画のエピソードのほとんどは状況設定にインスパイアされた創作でしょうか?

 脚本と監督の二人はドリス役を映画化当初より決めていたらしいので、配役にバイヤスはあまりかかってないのかもしれないけれど、役柄と人種と職業の構図は気になるところではあります。

 私がおっ!と思ったシーンは、
ドリスが、「女性が男を好きになるポイントは外見のスタイルじゃない、食っていけるかどうか、つまりは経済力。あんたは車椅子に乗っているが、そっちは十分すぎるほどあるだろ?」みたいなことをいって、文通している女性とのデートを尻込みするフィリップに恋の手ほどき⁈する場面。あまり深く考えている訳じゃなさそうだけど、アッパークラスの中で動じず(そぶりかもしれないが)自分のスタイルを通して居場所を作っていくドリスの言葉に説得力があり。
 ロマンスを夢見るだけなら外見に惑わされても構わないが、現実の余生を“愛”を持って共にしたいのなら本質を見抜く力を持っている女性かどうか自分で見極めろとドリスは言ってるんだろうなぁ。もちろん単に人が恋にうつつを抜かすのを傍目からそそのかして楽しみたいってとこかもしれないが。
 自分の強みを頼みとして勝負に出る、それで負けたらまた違う自分の良さを探す、そんな風にずっと前向きで生きていくのは正直なところ疲れるけれど、そんな生き方も知っていれば窮地に陥ってもなんとか生きていける、とじんわり感じられる、ほどほどに能天気な映画でした。

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