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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2018年

06月28日

(木曜日)

すばる 2018年5月号 

すばる 2018年5月号の特集は「ぼくとフェミニズム」

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編集者がイイ歳の男性たちを「ぼく」と表することの胡散臭さを感じつつも、ここに並ぶ筆者たちの、腰が引けていたり、言い訳たらたらしつつも、今現在の彼らがフェミニズムに向き合って書いた文章に興味を覚えました。
オヤジ気質濃いわたしなので、オヤジ世代や若い男性たちの発言に、頷くことしきりだったり、ぼんやりとしていたことを的確に指摘されて目が開かれたり、今更何をと思ったり。執筆者を選ぶ編集者の視点も面白く思えます。

「ぼくたち」ではなく、「ぼく」という立ち位置は大事でしょう。わたしも「わたしたち」と括られることが苦手です。「わたしたち」という言葉を隠れ蓑にして、前方で発言する人の後ろから「そうだそうだ」と声を発する方を選ぶ方が気は楽に違いない、が、そうすることにも抵抗があるから、なるべく群れとは距離を置きたい、できれば常にオールタナティブでいたい(これはコロッと豹変したり逃げ道確保することを肯定しているのかもし)。
信念などなくて、つねに揺らぎっぱなしだから。

2018年

06月22日

(金曜日)

ペネロープ・バジュー

ちょっと前に教えてもらった「キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち」 (ペネロープ・バジュー著)を読み、職場内でも共有しました。最近一気に発行されている感がある、一連の、一癖ある女性偉人伝本の中でも、かなりユニークな一冊だと思います。

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いやいや、ヤマザキマリや瀧波ユカリが注目しているフランスのイラストレーター、コミック作家だとか、これまた未知の人で油断できないったらありません。
各人のお話の最後の、見開きの絵が欲しい!原画展とか多分フランスではあったんだろうな~

彼女がブレイクしたのはこの作品「ジョゼフィーヌ!」
ジョゼフィーヌ

そして「エロイーズ」
エロイーズ

あらら、近隣の図書館にはおいてない。。。不労所得がどこからか降ってきたら購入しましょうか。。。

2018年

06月21日

(木曜日)

ショートトリップ

野田MAPの「贋作桜の杜の満開の下のチケットがなかなか取れない。
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キャストをみれば無理もない。。。去年の納涼歌舞伎での野田版「桜の森~」もたいそう満足したものでした。
劇団新感線の公演に比べると、野田MAPのチケットは比較的取りやすいので気楽に考えていたのが甘かったのか。。。

次なる抽選の機会をさぐっていて、ふと目に着いたのが、これまでも野田秀樹の舞台の衣装を多くてがけてきた、ひびのこづえの展覧会があるじゃありませんか、しかも千葉県の市原市で。しかも今週末まで!
幸い今日は休みだ、これは行きなはれ、という天の声か?

ひびのこづえ


田植えが終わって青々とした稲が梅雨空に映えるのどかな田園風景の中を走る小湊線に乗って小1時間の旅。

最近市原市は"アート×ミックス"に力を入れているようで、この湖畔美術館も2013年にリニューアルされて現代アートの展示に力をいれているそうな。知らなかった。。。。
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ひびのこづえ「わたしが服をつくる意味」というインタビュー記事が「ほぼ日刊イトイ」新聞に。
http://www.1101.com/hibinokodue60/index.html

今回の展示は写真撮影がすべてOKということでした。その代り作品一覧もなく、図録もなし、潔し!

入り口ではカエルがお出迎え
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地下の部屋は深海の中に蠢く海底生物のような服らしきものたちがたゆたっている。
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部屋をつなぐ途中にはチェシャ猫がニヤリと笑って立っている、た、楽しいぞ。
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"服"の概念を打ち破る意匠もあれば(「針金でできたドレスは、編んであるから身に着けても痛くはない」、と言われてもどうだろ?)
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包まれる感覚に身を委ねたいという欲求も満たしてくれるような作品も
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展示の後半には部屋一面に、今年の作品、蜘蛛の巣にからんだ服」
部屋の隅にいる蜘蛛が吐いた糸に様々な衣服や身に着けるもののあれこれや得体の知れない布製の物体がからまっている。。
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お目当ての舞台衣装は少なかったけれど、いろんなジャンルのステージでまだまだ彼女の作品を見ることができそうです。

地下の海中のような空間では"人魚にスカートを"というコーナーがあり、小さくカットした布地をチクチク縫い付けていく作業ができます。展示期間も終了に近いので、かなり長~いスカートに仕上がっていました。
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来月には神奈川県大和市でワークショップがあるようです。
「ひびのこづえワークショップ 不思議の国のアリスのブローチ作り」
チクチクしながら物思いしたりおしゃべりしたりの空間。

2018年

06月17日

(日曜日)

コミック原画展

二つ目は「浦沢直樹展」
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こちらは浦沢直樹の小学生の頃からのノートや多数の創作メモやネームも見られあっという間に時が経ちます。
初期の「パイナップルARMY]や「MASTERキートン」はじめ、「YAWARA!」、「PLUTO」、「20世紀少年」などなど。
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いやはや、この人が描くジャンルの広さはわかっちゃいたが、ネームが立ち上がって、作品として完成するまでの労力(のホンの一端)を目の当たりにしていくと、のほほんと読んでいる(しかもほとんど友人から借りて読むという図々しさ)のが申し訳ないとも思いつつ、まだまだ楽しみは尽きないという喜びを噛みしめた時間でした。

2018年

06月17日

(日曜日)

コミック原画展

所用で山口へ駆け足で。
空いた時間に、ラッキーなことに丁度現地で開催されていたコミック原画展を二つ。

一つ目は「安野モヨコ展」
安野モヨコ原画展

最近作の『鼻下長紳士回顧録』(未読)の原画のコーナーは、ストーリーの舞台20世紀初頭の娼婦館を模した部屋、黒い羽根のカーテンを開けて小窓から覗くような趣向。
原画には、「変態とは」というフレーズがあり、主人公のコレットがの台詞は"ここにいる人、全員そうだから"、その視線はまさにのぞき見している私たちに突き刺さる。うっ、図星です!

一番奥には『さくらん』の、刊行時には採用されなかったという原画が、吉原の格子の中に並んでおりました。

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いやいや美しい。
あまり広くないギャラリーですが、懐かしいシリーズの原画を存分に楽しめました。
個人的にはコーナーの空き空間にちょこちょこと『監督不行届』の庵野秀明キャラを見つけるのも楽しかった。
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2018年

06月11日

(月曜日)

くまざわ書店(千葉駅ペリエ)

翻訳家枇谷玲子さんのblogで知ったくまざわ書店の千葉ペリエ店の「日本のヤバい女の子」刊行フェアコーナー
を見てきました。

枇谷さんのblogでも紹介されていますが、女性問題の資料を扱う職場にいる者からしても古今東西の図書を網羅した書架で、企画者の熱い思いが伝わってきます。
コミックは未読のものが多いし、選書の視点も面白い!
企画担当の方はいらっしゃらなかったが店長に写真撮影の許可をもらいました。書架の側に、このラインナップの一部のリストが置いてあり自由に持ち帰られるのが嬉しい。願わくば全リストがあれば嬉しかったなぁ(欲張り過ぎ?)。

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2018年

06月09日

(土曜日)

翻訳者で読む

自分としては残念なことに洋書を原語で読む力がありませんし、入手する財力もなし。。。

なので翻訳されたものを、他人様や図書館から借りたりして読む日々。
そうするうちに、翻訳者の名前を判断材料にしていることがあります。

今回は、友人に教えてもらった本の翻訳者を追っかけて見つけた
「いかさまお菓子の本」淑女の悪趣味スイーツレシピ
Deceptive Desserts A Lady's Guide to Baking Bad !
クリスティン・マッコーネル著 野中モモ訳

いかさまお菓子

いやいやいや、タイトル通りのいかさま本(褒め言葉)

ティム・バートン、ウェス・クレイヴン、アルフレッド・ヒッチコック、そして怪奇映画俳優ヴィンセント・プライスなど、ホラーやSFからインスパイアされた奇妙で可愛いスイーツは、SNSに写真がアップされるたびに話題をさらってきた。誰もが驚き作りたいと思った、キュートで震えあがるレシピが満載。

キッチュで毒々しさ溢れて実に魅力的な?スイーツ、ページをめくるごとにその迫力にドキドキ。
見た目重視がいかさまの極意!
とにかく自然現象や、地球外生物、異世界、蟹、虫、蝶、墓地、理想の男(フランケンシュタイン)、、、次々浮かぶイメージを、デフォルメしてあくまで美しく(あくまで彼女の基準で)、美味しく、心を満たす(健康には著しく負荷がかかる)ような一品が、どこまでも挑発的に並ぶ・・・
それぞれの菓子に寄せる彼女の文章を読み、アメリカの黄金時代と思われていた50~50年代の料理本のような、ちょっと色味も画質も粗めにされている厚めのページをめくるだけでお腹いっぱいになってしまいました。

<ドーナツ・ディナー>
健康重視の良心的な栄養士たちは、フライドポテトをリンゴのスライスにしたり冷凍のキャロットやビーンズをチョコ味にしたりして子どもたちを騙してますが、彼女の手法はまさにペテン師の王道、子どもたちが混乱すること間違いなし。
 (フライドチキンも温野菜もすべてドーナツにトッピング&彩色したものが並ぶプレート)

<幸せいっぱいのブライドケーキ!・・・?ブライドジラ・ケーキ>
「このケーキを出す舞台としては結婚式がが最適。結婚式というのは、家族や友達、いま現在好きな人と窮屈な債務に囲まれて、非現実的な一生の約束を交わす魔術的なイベントよね。・・・・」

ピンク色のガジーラ(日本のゴジラと微妙に違う)が白いフリルフルなウェディングドレスをまとって君臨するケーキ‼

<フェイスハガー>
フェミニストの娘として、私は反対方向へと進み、家事とお菓子作りを追求しました。そっちのほうがずっと安全な世界のように感じられたから。ところがどっこい、~危険はわたしたちのまわりのあらゆるところに存在しており、エプロンのうしろに隠れてさえいれば生き延びることができるというわけではありません。・・・
これは完璧にエイリアン!顔に張り付いたら剥がせないし、食うか食われるか。

<絶叫ベリー>
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もしあなたが想像力を自由に発揮させさえすれば、絶対に自分自身を驚かせることができるってこと。創造性というものは、ときには意味がなくても全然かまわないのだし、あなたが素敵になったりふざけたりするのを他人の意見にとめさせたりしたら絶対にダメよ!
牙をむいて絶叫するイチゴから触手がグニャグニャと伸びて暴れている!

などなど、他にも、チョコミント"メデューサ"ケーキ、"タランチュラ"クッキー、シナモンロール"スネイク"、"レディッド"・ケーキ(SNS上で悪意に満ちた荒々しさと鬱屈した気まぐれな怒りと不満のはけ口となったサイトに生息する三叉槍を振り回す連中に捧げる!?)、"デヴィルズ"フードケーキ、"ヴァンパイア"・ミルクシェイク。
ティラミスならぬテラー(恐怖)ミスは、かぎ爪指に囲まれたモカケーキ(真ん中には蜘蛛の巣も)

こんな真面目にふざけた本を出版する力を持つところはそうそうないだろうから、出版されたことに感謝。さすが?国書刊行会?!

2018年

06月05日

(火曜日)

Black Box

遅まきながら読みました。
「ブラックボックス Black Box」
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読む前に見たYou Tube の映像では、インタビュアーの穏やかでいて真摯な態度、ゲストスピーカーの共感性、何より伊藤さんが、どれほど時間が経っても消えるどころか益々自分の内部に食い込んでくるであろう打撃の後遺症を抱えながら、ジャーナリストとして冷静さを保ち事実の追及をしてきた自負心の強さに圧倒された。



そして読んだ彼女の手記。
出版前の2017年5月のj実名での記者会見以後、日本のメディアや社会の反応は彼女にとって、苛酷だった。

今年になってハリウッドから始まった♯Me too の世界的な勢いも、なかなか日本の社会に浸透せず揶揄やバッシングやらで、セクシュアルハラスメントの問題は、軽視されがちな状況に画期的な変化がこれから起きるのかは不確定要素だらけ・・・
さらに深刻悪質な性暴力強姦罪(法改正後は「強制性交等罪」)の告発、起訴はいかに被害者にとって厳しいか。

彼女がこの手記で本当に話したいことは、「起こったこと」そのものではなく、
「どう起こらないようにするか」 「起こってしまった場合、どうしたら助けを得ることができるのか」という未来。

私は、彼女が、自分の問題を苦しい状況と戦いながら普遍性をもって捉えていく、ジャーナリスト精神を必死に発揮してきた過程に圧倒されながら、己の鈍感さを思い知り、彼女の体の震えやショックや動悸を感じながら、しかし、彼女の強い意志に引っ張られてなんとか読み続ける気力を奮い立たせることができた。
彼女の思いが一人でも多くの人に伝わっていくことが、被害から一人でも多くの人を救って行けることだと思うし、被害に会ってしまった人たちが言葉を取り返すことになることは間違いない。

2018年

06月02日

(土曜日)

世界を変えた~

前日、酔いのまま書いた「世界を変えた100人の女の子の物語」
世界を変えた100人の女の子

今日昼間のランチミーティング(?!)でも話が盛り上がりました。
見開きで一人の女性を取り上げてくれます。一面のイラストがいいんです!
被伝者が古今東西老若の女性たちなら、描くアーティストの画風やタッチも様々で実に楽しい。

原タイトルは"Good Night Stories for Rebel Girls" !こちらの方が断然いいでしょ!

今日のミーティング参加者の一人は、小学校低学年の女の子と保育園の男の子の姉弟に、寝る前に二つずつお話を読んで聞かせているとのこと、目を輝かせて聞いている二人を想像するとこちらもわくわくします。

そしてほぼ同時期に発行された「世界を変えた50人の女性科学者たち」(WOMEN IN SCIENCE)
こちらは、少し対象年齢が上がるでしょうか。
世界を変えた50人の女性科学者_

「世界を変えた100人の女の子の物語」とダブっている人ももちろんいますが、こちらは時系列に登場するところがありがたい。
個人的にはヒュパティアが主人公として描かれた映画「アレクサンドリア」をもう一度見たくなりました。
これからゆっくり読むとしましょう。

また、今日紹介してもらった「キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち」
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フランス発!
仏・女性人気No.1のペネロープ・バジューならではの、キュートでユーモラスな女性偉人伝!

<目次>
・ヒゲで一世を風靡したバーの女主人 クレモンティーヌ・ドゥレ
・最強&最凶!列強の侵略から小さな祖国を守り抜いたアフリカの女王 ンジンガ
・“西の悪い魔女”を演じた、心優しきホラー女優 マーガレット・ハミルトン
・国の平和に身を捧げた美しき3姉妹 コードネーム:ラス・マリポサス(ミラバル姉妹)
・言葉通りの“永遠の愛”を貫いた女性 ヨゼフィーナ・ファン・ホーカム
・勇猛果敢なアパッチ族の女戦士 ローゼン
・“水中のヴィーナス”と呼ばれた、水着の開発者 アネット・ケラーマン
・アフリカ大陸を横断した初の女性冒険家 デリア・エイクリー
・人種差別と戦い、孤児救済に尽力した黒人ダンサー ジョセフィン・ベイカー
・大人気キャラクター「ムーミン」の生みの親 トーベ・ヤンソン
・古代ギリシャ初の女性医師 ハグノーディケー
・DV夫に別れを告げ、祖国を救った平和運動家 リーマ・ボウイー
・アメリカ最古の灯台を守った老女 ジョージナ・リード
・性別適合手術を世に知らしめた“女性” クリスティーン・ジョーゲンセン
・中国史上唯一の女帝 武則天(則天武后)


初っ端の人選からして、かなり面白そうですよ!

2018年

06月02日

(土曜日)

世界を変えた100人の女の子の物語

「世界を変えた100人の女の子の物語」
世界を変えた100人の女の子

くくりとしては児童書のようですが、大人だって知らない世界を教えてくれます。

地球上に人間が生きられるようになって、どれだけの女の子が"世界を変える"ことに関わってきたのか?
結果的に世界の流れに一石を投じたとしても、それは本人が確信していたことではなかったことの方が断然多いに違いない。

彼女たちは自分が置かれた環境に甘んじることなく、"夢"を自覚してひたすらに進んだ結果、周囲だけでなく世界へ影響を及ぼす結果となった。
その影響力の大小や後付けの評価を重んじるのではなくて、今現在のリアルな実感からこの100人は選ばれた(残った?)んだろうな。。。

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