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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

11月29日

(水曜日)

おまけの映画は橋本環奈

「斉木楠雄のΨ難」
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最近の邦画のおきまり、コミック原作の実写版。

この中で私が注目するのは橋本環奈が演じる照橋心美。
どんだけアイドル自虐ネタを炸裂するのか!?

私が初めて彼女を知ったのは「警視庁いきもの係」と、遅いのかもしれないけれど、「コイツ一体何者?」と思わされたのは彼女の判断不能な力量。。。
そして「斉木楠雄のΨ難」を見ようと思った動機の大きな要因は彼女がどれだけ変顔を見せてくれるのかだった・・・というのは嘘だけど。
彼女は、新しいアイドル像としては後発なのかもしれないけれど、予想以上に、思い込みの激しさや身長の低さをアピールし続けるという自虐的な確信犯的演技?で私の好奇心を満足させてくれました。

この原作やアニメ版を見ていないので映画のみの評価ですが、このゆるさ、好きです!
「勇者ヨシヒコ」、「変態仮面」の監督だもんね~
「聖☆おにいさん」の実写版ドラマも手掛けるそうな・・・

2017年

11月29日

(水曜日)

女神の見えざる手

2本目は
「女神の見えざる手」
megami.jpg


予告編では主人公はかなり神経質で病的なほど攻撃的な性格のように見えたから、あまり期待していなかったけれど、なかなか面白かった!
冒頭の伏線で予測できたものの、ヤラレタ感をしっかり味わうことができたし。

主演のジェシカ・チャステインは、ここ2~3年の私の映画ベストテンに入る作品の主演や助演で強い印象を与えてくれている。
「インターステラー」
インターステラー

をはじめ「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」、「ゼロ・ダーク・サーティ」、「「オデッセイ」、「スノーホワイト/氷の王国」などなど。
作品ごとに役どころが異なっていて地味ながら巧いと思わせてくれる。

今回はこれまでの演技巧者のイメージを大きく変える、真っ向な主役!
真っ赤なルージュ、ピンヒールとトップブランドファッションで武装し攻めるロビィストを体現して、政界を震撼させるリズ(エリザベス・スローン)を見事に演じ切って。(ちなみに原題は「Miss Sloane」、邦題はなんだかなぁ)

この作品のキーワードは、リズがスタッフに檄を飛ばす際の口癖の「ロビー活動は予見すること」だ。ラストシーンは観客も存分にその意味を思い知らされる。
政治サスペンスタッチでありながら、「勝つこと」を常に求められ勝利を自分のアイデンティティとしているリズの孤独の深さや闇を痛いほど見せてくれる。

アメリカの銃による犠牲者はこの映画制作時よりさらに激増している。現実にはいまだ銃規制強化法案はアメリカ議会を通っていない・・・

2017年

11月29日

(水曜日)

「人生はシネマティック」

今日の1本目は
「人生はシネマティック」
人生はシネマティック

イギリス映画(しかもBBC)らしい地味ながら味わい深い作品。
(最近見る映画や読んでいるのは第二次大戦中にちなむものが多いのは偶然か)

戦時中はどこの国でも国威高揚、プロパガンダの映画が作られていたことは周知の事実だし、男たちが徴兵されて女性たちが男たちの仕事を肩代わりして(させられて)活躍の場を得たこと(残念ながらあくまで一時的に!)もよく知られている。

この映画は良くも悪くも予定調和な作品というのが観終わっての正直な感想だ。
とはいえヨーロッパでの大戦の当事国イギリスの映画製作の現場の有様や、ヨーロッパ大陸とアメリカとの距離感(政治的・経済的)が具体的描かれていて興味深い。

たまたまナチス時代の映画を続けて観ていて、その視点の多様性が、現実の不穏な世界情勢に少しでも活かされることを切に願う今日この頃・・・

2017年

11月23日

(木曜日)

本屋

最近は遠ざかっていましたが、千葉そごうのJUNNUがリニューアルされてずいぶん変わったと聞き、行ってみました。
お目当ては3階の書店コーナー。

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平日の昼下がり、ほとんど人がいなくて(大丈夫か?)、空き時間を有意義に過ごせます。
小さなコーナーに選りすぐり?の書籍が並んでいて、それぞれのラインナップが多様なのも面白い。
一番うれしいのは、普通の書店ではパッキングされてるコミックが、最新巻以外は立ち読みできる?!
(いいんでしょうか、ドキドキ・・・)
たぶん品揃えが偏っているし、最新刊が揃っているわけでもないから、万人向けではないかもしれませんが、私のよう最新情報に疎い者には、ランダムに置かれている本たちに出会える場はありがたい。

銀座SIXの蔦屋書店もかなり気合が十分で魅力的ではありますが、ちょっと気取り過ぎ?
(ここの屋上庭園がいいらしいと友人が興味津々で、一緒に上がってみるとなかなかどうして本格的で、懐具合がサビシイ私には絶好の時間つぶしのスポット発見!)

で、千葉JUNNUの、ミニマムだけどなかなか面白い専門書店のスペースができて、千葉駅界隈の楽しみが生まれました。

2017年

11月11日

(土曜日)

舞台二つ

勘三郎と野田秀樹のタッグ「表に出ろい!」を見損なっていたので、そのオマージュ?の「One green bottle」のチケットを取れて嬉しかった。しかもプレビュー公演でお得価格。

onegreenbottle.jpg

舞台は前作とは大きく趣を変えたようで、喜劇性を弱め社会性が強くなっている。しかも英語版。イヤホンで同時通訳、女優が演じる"父"の声を大竹しのぶ、男優が演じる"娘"の声を阿部サダヲが演じるという複雑な構成。最初はジェンダー観が混乱するがそれも野田秀樹の狙いだろう。"母"はお約束どおり野田秀樹。

"不寛容"が大きな顔をしだしたまさに今、2017年を暗喩していて、舞台が終わった後も不穏な気分が拭えない。

笑いがだんだん乾いて、内面にグィっと食い込んできてぐるんとかき回される。身体を張った役者たちにのまれないよう真剣勝負。舞台は「劇場を出たら内容を覚えていない」くらいがいいと常々思ってはいるが、野田地図の舞台はそうは問屋が卸してくれない。

「ああ、面白かった、凄かった」と思い切り楽しめるのが、こちらも久々に見た新感線「髑髏城の七人 風」

ad_poster髑髏風  髑髏城風_flyer1 


最初に見たのは何年前だろうか。赤髑髏、青髑髏の半端ない面白さが忘れられず、今回の企画には半信半疑で、チケットも益々取りづらいし高いし。。。とブツブツ負け惜しみ言っておりました。
が、今回の「風」は、「花」「鳥」と違い、本来の一人二役で主演松山ケンイチとあれば行かずばなるまい!大枚はたきました。
松ケン、身が軽い!古田新太や染五郎の本格的な殺陣の凄みや巧さとは違う伸びやかさがあって見ていて心地よかった!トンボも大きく切って愉しい。
そして、今回の楽しみは何といっても橋本じゅんと生瀬勝久の出演。特に満を持して?の橋本じゅんが贋鉄斎ですもの!これだけでも十分満足でした。

同行人は豊洲に40年以上前に訪れた時とは様変わりしているという。築地市場移転で揺らぐ街は、、高層ビルがそびえたってはいるものの意外に空が大きく夕暮れが美しく見とれました。

劇場の近くに、陸上の為末大プロデュースのランニングスタジアムがあり、外から覗けるので面白い。
彼のコンセプトを実現するために仕事でかかわりがある者から話を聞き興味深い。

2017年

11月11日

(土曜日)

まさか・・・

久々に読んだキャロル・オコンネル。

「ルート66」上下巻のボリューム。しかし止まらない。幸い電車で遠出することが続いたので集中することができた。

ルート     ルート66下

相棒のライカーや協力者のチャールズは、絶対的なサポートをしつつ常に彼女に抱く信頼と猜疑心のせめぎ合いがある。
あらゆることに疑念を抱く氷のようなマロリーが唯一確信しているものは、死してなおマロリーの人生に大きな影響を与え続ける養父母たちのとてつもなく深い愛だけ。
という、このシリーズの通奏低音の部分はお馴染みで、今回もアイスドールのマロリーなんだけれど、どこかおかしい・・・

かつてアメリカを横断していたルート66は車社会隆盛の象徴的な「母なる道」だったし、幼かった頃、TVで放映されていた「ルート66」や「サーフサイド6」は、かなりのカッコよさと少しの軽薄さの印象しか残っていない。現在は往時の繁栄もすっかり影を潜め、もはや寸断されていて道をたどることが難しいとは知らなかった。。。

ディープなアメリカ中西部の現状や行方不明の子どもたちやその親たちが陰惨な犯罪に巻き込まれ、個人的な旅をするマロリーがどうして関わることになったのか、どこまで読み続けても少しも謎はほどけていかず、しかし、どこまでも引きずられていく(読み続けていく)喜び?をもたらしてくれるオコンネルの凄さ。

そして、私はラストで我ながら驚いたことに嗚咽した。あのマロリーが人間的な感情を発露するとは!?
よもやミステリーのこのシリーズでこれほど自分が感情を揺さぶられるとは!?

かつてないほどの意外な"ヤラレタ感"をありがとう、オコンネル。





2017年

11月11日

(土曜日)

広辞苑と三浦しをん

十年ぶりに広辞苑の第七版が出るそうな。

予約特典がなんと三浦しをんの「広辞苑をつくるひと」という小冊子!
「欲しいなぁ!」と大きな声で!呟く。

同居人が「仕事で使うから必要経費で買わないわけでもないが・・・」と小さくつぶやく。

果たして小冊子入手できるか。。。叶わぬならば、岩波書店さま、限定販売してくれぬか?

それにしても三浦しをんのルポシリーズ、最新の「ぐるぐる博物館」でもさまざまな分野を探訪していることが羨ましいばかりだった(学生時代に学芸員課程受講を真面目にやっていたら自分の人生も違っていただろうと思うが、大雑把な己の性格を考えるとこの本に登場する諸姉諸兄には遠く及ばないと、忸怩たる思いが・・・)

ぐるぐる博物館8


今回の小冊子でも、彼女独自の、遠慮がちでいながら、核心に革新的に迫る?レポートが読めるんだろうなぁ・・・


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