SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2016年

11月28日

(月曜日)

メルケルとヒラリー

アメリカ大統領選挙のショックは当分収まりそうもないですが、こんなコラム記事にうなづきました。

メルケる 福本容子 11月25日毎日新聞朝刊 コラム発信箱

ドイツで昨年、首相の名前が新しい動詞になった。メルケルン。辞書にも載ったそうだ。意味はというと、おろおろする、ためらう、何もしない。決めない。

 日本語的に言うとメルケる。でも不名誉な定義が大きく変わるかもしれない気配である。

 4期目を目指すと表明したメルケルさん。国内外で新しい役目を期待する声が強まっているのだ。「自由世界の指導者」。

 イギリスの歴史学者、ティモシー・ガートン・アッシュさんは、「通常は、アメリカの大統領のことだけど、今ばかりはメルケルさんを自由世界の指導者と言わずにいられない」と英ガーディアン紙のコラムで書いた。

 トランプ大統領が誕生するアメリカ、欧州連合(EU)から出て行くイギリス。「反グローバリズムがグローバルなうねりとなり、ナショナリズムが国際化する」(ガートン・アッシュさん)。そんな中、最後のとりでとして頼られている。

 安倍晋三首相がトランプタワーまで出かけて、次期大統領と会ったのと同じころ、メルケルさんはベルリンでオバマ大統領と会った。「自由主義のバトンがオバマさんからメルケルさんに渡された」。そう表現したメディアも複数あった。

 メルケルさんもトランプさんと電話で話し、米独の緊密な関係を呼びかけている。でも、しっかり条件を付けた。「民主主義、自由、法の尊重、個人の尊厳、という価値を共有してくれるなら」

 大衆の人気取り、「俺についてこい」的マッチョ政治がはびこる中、自由世界の価値を断固、守る。「メルケる」の新定義か。ならば、日本はそういうリーダーとこそ組んだ方がいい。(論説委員)


ヒラリーさんの化粧 長野宏美 11月24日 毎日新聞 朝刊 コラム発信箱

一瞬、別人に思えた。米大統領選で敗れたヒラリー・クリントン氏(69)が敗北から1週間後、初めて公の場で演説する映像を見た時だ。選挙戦では強くてシャープな印象だったが、この日の彼女は穏やかな表情をしていた。理由は化粧の違いだろう。薄化粧かすっぴんに近かった。

 演説はクリントン氏が法科大学院を修了した後、最初に働いた首都ワシントンの児童保護基金のイベントでのことだった。子どもの権利は彼女の活動の原点だが、当時は名声が低くお金にもならず、エリートとしては異例の選択だった。

 クリントン氏は有能なゆえに、冷淡で信頼できない印象が持たれていた。だが、親しい友人に聞くと、多忙でも手紙を欠かさず情に厚い。「注目を浴び、違う人物像が作られた」という。

 1979年に夫のビル元大統領が南部アーカンソー州知事になった後もクリントン氏は旧姓を使い、政策に口を出した。物事を良くしたい、という思いだったが、反発も受けた。化粧っ気がなく、分厚いめがねをかけた容姿も「政治家夫人らしくない」と批判された。ビル氏が知事再選に失敗した時、名字や見た目を変えた。

 アーカンソー大に、クリントン氏と親友の会話メモが保管されている。大統領夫人だった96年11月に、こう述べていた。<私は妥協してきた。名字を変え、コンタクトレンズにした。でも他人を演じることはしない>

 それでも、選挙では多くの夢を背負い、本音を封印していたようだ。強くあろうとしているようにも見えた。選挙後に見せた素顔は、ありのままの自分になる決意に映った。(ロサンゼルス支局)


2016年

11月25日

(金曜日)

千葉市男女共同参画センターまつり

12月10日(土)・11日(日)に千葉市男女共同参画センターまつりが開催されます。

今年もSpaceFわひねも企画参加します。
企画名:「アーティスティックセラピー ~「ジョハリの窓」を用いたアートワークで自己肯定感を高めよう~」
日時 :12月10日(土)13:30~16:30
会場 :千葉市男女共同参画センター2F 研修室A2 (申込は締切ました)

まつり2016チラシ (3)

2016年

11月24日

(木曜日)

広島の美術館 3

帰る日の午前中、広島市内のもう一つの美術館へ。
私が好きな現代アートを収集しているという広島現代美術館

こちらは市内のはずれの大きな比治山の丘陵にある公園内にあり静かなところです。市内循環バスがあるのを知らず行きは市中心部のホテルから歩いたら約30分。坂道をけっこう登りました。
休日で周囲を走ったり散歩している家族連れは多かったけれど、急に寒くなったからか美術館内はまばら。
なのでここでも所蔵作品でのコレクション展はほとんど独り占め。。。
こちらも学芸員がいい仕事してるな~と(エラソーだ私)
ゆったりとしたり昂ったり波立たされたり???だったり、楽しいひとときを過ごせました。

そしてこの美術館の前にあるのが「まんが図書館」iまんが図書館ndex_p01


漫画家に序列もつけずジャンル分けもほとんどなく(最初は試行錯誤あったでしょうね~)、作家あいうえお順の書架。
あまり長くいられませんでしたが、しっかり未読のコミック読んできました。
こちらは開館前から利用者が並び、あっという間に座る場所はなくなりました。それでもとても静かでマナーがよくて、ここが愛されている場所だとあたたかい気持ちになりました。

2016年

11月24日

(木曜日)

広島の美術館 2

宮島から市内へ戻り夕方まで広島県立美術館へ。
こちらの企画展は「エッシャー展」
エッシャーは好きだけれどすでに何度か見ているので今回は所蔵作品展のみ。

ここでも、こんなところでお目にかかるとは、という所蔵品に出くわして存外楽しめました。
それがこちら北ヨムート族 トルクメン人 《花嫁用頭飾り》(19世紀前半、銀・鍍金・カーネリアン)
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奥まったアジア工芸品のコーナーに中央アジア・ウズベクとトルクメンの染織が数点、現地の写真と共に展示してありました。
こ、これは、仲間内で回してもらい読みしている森薫の「乙嫁語り」のアミルたちの装束にそっくりではありませんか。
漫画の中で描かれるそのあまりの緻密さに見ているだけで肩が凝りそうですが、漫画の一族とは違うとはいえ、思わぬところで「目の正月」。
これだから予定のない一人旅はやめられません。

2016年

11月24日

(木曜日)

安芸の宮島は秋盛り

ホテルで朝起きて、いつもは見ないテレビを付けるなり飛び込んできた東北福島沖の地震と津波警報のニュース。
しばらく続く揺れに家人も5年前の記憶が蘇ったという知らせ。

小一時間様子を見て、すぐに家に戻らなくてもよさそうと判断し旅を続けることに。

昨日の曇り空から一転、秋晴れ。せっかくだから宮島に渡り、こちらも大人になって訪れていない厳島神社へ参り弥山にも登ろう。
電車やフェリーに乗りいざ宮島へ。引き潮で神社の大鳥居まで歩ける!
最近放映されたブラたもりでの宮島の話を思い出しながら回廊を歩く。こちらも国内外の観光客がゾロゾロたくさん。海と共にある建築物の構造を維持する伝統には素人なりに感服。

さて目指すは弥山。ロープウェイ乗り場まで歩きながら紅葉を楽しみ、
紅葉


循環式と交走式という2段階方式のロープウェイからもたっぷり楽しむ!
といくはずが、最初のロープウェイは小さな客車?に8人詰め込まれるので、展望を見られない側に座るとただじっと身動きままならないまま。次の客車は30人まで詰め込まれラッシュ時の電車状態で「リュックは前に持ってください!」という係りの声に押されます。

photo_circulation.jpg 循環式

でもまあ、それだけのことはあります。ロープウェイを降りて山道を歩きだせば小春日和の心地よい空気。と切れない登山客は完全装備の山歩きスタイルの人もいればヒールやブーツ、ロングドレスの人さえも。

photo_forest.jpg  photo_kuguri-iwa.jpg

往復登山ルートがありますが、数年前に腰を痛めてから長時間歩けなくなり、用心してロープウェイ使ってよかったです。それでも2万歩以上歩いていい汗かきました。

2016年

11月24日

(木曜日)

広島の美術館 1

広島初日、原爆ドーム、平和資料館などを回った後、少し足をのばして「ひろしま美術館」
時間に余裕があったので企画展「安野光雅のものがたり絵本展」をみて所蔵品展へ。

日本で人気の高い印象派やエ・コールド・パリの作家の作品がこじんまりとした部屋にゆったりと並べられてゆっくりとみられます。
そんな著名作家の意外な雰囲気の作品にも出会うことができました。

初めて目にした藤田嗣治の「受胎告知」。え?!これが受胎告知?確かにうっすらと羽があるからガブリエルだと思われるし、二人の衣装もお決まりの衣装ですが。。。
ひそひそ話中の女主と小間使いの少女(あるいは少年?)、もしくは占い師に訴える若者、あるいは、悩みを抱える女性に正論を説こうとするおそれを知らない若い娘、マリアとの距離の近さは??などなど妄想が湧きます。
絵画素人ながら最近ルネサンス期の受胎告知をあれこれ見てきた中でも驚きの作品。
いや~レオナール・フジタ、やってくれます。(私のものを見る目の無さ故ですが)

藤田受胎告知



2016年

11月21日

(月曜日)

広島





今回の一人旅、大人になってからちゃんと見にこなくちゃいけないと思ってた所にやっときました。
慰霊碑から原爆ドームがのぞめるんですね。

「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれた碑の前で手を合わせるも、亡くなった人達は当節の世情に、安らかにはいられないだろうと考えてしまう。
暑くて熱かった71年前のあの日、今日は曇り空に紅葉が色を添える穏やかな広島。

2016年

11月18日

(金曜日)

宗教とアート

西洋美術館で開催中のクラーナハ展
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イタリアルネサンスとは随分趣が違います。

フランドルのボッシュやプリューゲルの雰囲気が好みなので、クラーナハやデユーラーの暗さも好きです。
クラーナハが描くクールビューティたちは冷たさに火傷しそう。聖家族を描いていても温かみをあえて避けているように私には見えます。

関連した企画で秋山聰( 東京大学教授 )「 クラーナハVS.デューラー:ドイツにおける「芸術家」の誕生をめぐって 」と題した講演を聴きました。
そこで知った秋山氏の文章「扮装好きな二人のアルブレヒト」では、デューラーと同じ名を持つ枢機卿アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクの話が語られています。いやはや、宗教改革者ルターの宿敵と目される枢機卿、権威と財力にあかせてのコレクション、しかも聖者に扮した自分の肖像画をクラーナハに描かせているし。

クラーナハは近現代の画家たちの関心がひと際高いようで、展示の後半にはクラーナハに触発されたユニークな作品群が見られ、なかなか面白い企画でした。

この展示の少し前に見たダリ展
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見えないものを見えるように描こうとしたダリは、どこまでも細部にこだわる完璧主義者のデユーラーと通じるモノを感じてしまいます。彼らにとって宗教が救いにはなっていないとわたしには思え、そこに惹かれるのかなぁ。。。



2016年

11月18日

(金曜日)

「逃げるは恥だが・・・」のダンス

「逃げるは恥だが役に立つ」は今期ドラマの中でもなかなか好調のようです。
みくりの妄想シーンが好きです。
「自尊感情が低いプロの独身男性と心理学の院卒の小賢しい女」という人物設定もツボ。
TBSドラマで好みだった脚本家はじめスタッフ陣も絶好調。

一番楽しみなのはラストのダンスシーンのキレッキレの星野源、うまい!
手や首の角度、寸止め!ダンサーの経歴もある古田新太の脚の動きがいい!
https//youtu.be/ZKnUfG_ztLA
振り付けのMIKIKOさんは超人気の方だとか。

ちょっと前の深夜ドラマ「グ・ラ・メ!総理の料理番」の剛力彩芽はじめ小日向文世や高橋一生、滝藤賢一が踊る総理官邸?でのエンドロールのダンスとそっくりだと思っていたらパクリ疑惑もあるそうな。。

2016年

11月18日

(金曜日)

最近・・・

気がつけば、一カ月以上ここに記述しておりませんでした。

気がつけば"戦後"が"戦前"の様相へ変わってしまう予兆・・・
ポピュリズム(populism)の流れが強くなり、
オックスフォード大学出版局が選ぶ1年間のコミュニケーションを代表する言葉に、
「ポスト真実(post-truth=世論の形成において客観的事実が、感情や個人的な信念への訴えかけより影響力に欠けている状況)」が選ばれたと今朝の新聞で知りました。
電車の中吊にはトランプ一色の週刊誌広告、新聞の下欄もトランプ本だらけ。。。
そんなどさくさの間に自衛隊の駆け付け警護派遣やら憲法審査会の再開やら原発運転延長やら。。。

客観的であろうとすると情報に翻弄されがちで迷路に陥ってしまうけれど、いつもオールタナティブの立ち位置にいようと思う今日この頃です。

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