SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2016年

06月29日

(水曜日)

ポンピドーセンター展

pompi.jpg

作品の数はそれほど多くないと思います。
展示の構成が、一年毎1人の作家1作品、作家の写真と作品への思いのキャプションが付いていてじっくりみられます。
以前書いた「セラフィーヌの庭」のセラフィーヌ・ルイの作品と彼女の写真が見られたことは望外の喜び。
展示方法も凝っていて変化があり統一感があります。

が、なんか日本的な親切?な展示が余計なお世話に感じるのは私だけ?好きに見させて欲しいんですけど・・・
個人的には、一昨年現地で圧倒された現代アートを期待してたから物足りず…でした。

2016年

06月29日

(水曜日)

魔女たち

昨夜は久々の魔女会で夜が更けるにつれ気炎を吐く魔女たちでした。
ちょうど、友人から面白くて挿絵が美しかったと聞いて読んだ「群像」5月号のグリム特集。
現代の作家たちがグリム童話にインスパイアされて綴った短編の数々に魔女達登場。彼女達の来し方行く末に妄想開きます。
大人の絵本の装丁のようです。
スリリングだったり、ホラーだったり、シリアスだったり、毒気がふんだんで楽しいですよ。

他にもあの作家が生きていたらどんな作品になるだろう、など、他の作家たちのグリムも読みたくなります。第2弾があるといいなぁ。
 
グリム群像jpg

2016年

06月29日

(水曜日)

最近読んだ本

竹信三重子著「ミボージン日記」(岩波書店)
ミボウジン_

元朝日新聞記者で、均等法以前の男性主体の新聞社で孤軍奮闘して、女性に関わる様々な問題に取り組み、今も発言し続けている竹信三重子さんが、プライベートと社会を結んで書いたもの。
同志・同胞だったという夫を突然失くすという驚天動地の状態からどうにか生きのびてきた苦闘のさまが書かれています。
読みながら、十数年前に連れ合いを突然亡くした親友のことが頭をよぎり、自分が、当時から今に至るまで彼女のことを少しもわかってなかったと今さらながら苦い思いになりました。
「未亡人」の意味するところは「夫に先だたれていながらまだ生きている人」、という、遺された女性の人格を否定するような言葉がどれだけ彼女たちを傷つけるのか、わかっているつもりが一番罪だとあらためて思います。。。。
女たちが連帯するための必読書!だと遅まきながらお奨め。

そんな竹信さんも執筆している「女たちの21世紀」最新号は選挙特集。こちらもぜひ
女たちの21世紀

2016年

06月25日

(土曜日)

危ないよ、日本

生来刹那的で享楽的なんですが、今日この頃そうも言ってられない。。。
アメリカのトランプ優勢、イギリスのEU国民投票離脱勝利、そして日本参議院選挙、自民党が2/3確保予想。。。
「多様性」が消える危険性が強まっている。
早急に結論出すことこそ危険と思いつつ、懸念が膨らみます。
メディア操作に疑念。

閑話休題
今年Beatles来日50年だそうです。当時中学生、福岡にいたし小遣いないし補導されずにすんだです。
テレビ映像を写真に撮りましたね。。。
大人になってポールを武道館でみたかったのに(1980年)直前に公演中止、
1993年福岡でようやくwings ール見ることができました。
ポールは離脱派?残留派?
リンゴは?

今回のEU離脱派には年長者の「屈辱の歴史」意識が作用しているという話。
日本の「自虐史観」と通じる危うい感覚。
なんなの、あんたたち!全く反省してないよね。。。
「他者を踏みにじって強くなること」が正当化されないよう、踏ん張らんとね。
腰が引けてもなんとか。。
酔った勢いで・・・

2016年

06月21日

(火曜日)

石内都×フリーダ・カーロ

当blogでも以前取り上げた、石内都がフリーダ・カーロの遺品を撮影した写真の数々。
http://spacef.blog32.fc2.com/blog-entry-1430.html

来週から銀座の資生堂ギャラリーで見られるそうです。やった!!
フリーダ写真展1

2016年

06月13日

(月曜日)

本に救われたか?

図書館に予約して順番が回ってきた本と同時進行で読んでいた本や、借りたコミックに通底していると私が感じたこと、それは、これらの本の本筋からずれるかもしれないが、私の人生後半のこれからの指針を示してくれた気がしている。

いずれも主人公は子どもたち、世間の無頓着な大人の目には"不幸"な境遇の子どもとしてみられている。

しかし"不幸中の幸い"にも、彼らの傍らに"本"があった。
それは、"幸せな家庭"でのあたたかな読書体験ではなく、否応なく読まなければいけない義務であったり、現実逃避の手段であったり、食事を摂るように生きるための必須なことであったりする。
本(コミック含む)を読む行為がどれほど人生に奥行を与え、可能性を開き、視野を広げてくれるか、言わずもがな、ですが、この3冊に登場する子どもたちには、本を読む=生きるすべ、だった。
「本を手に取ることができて、あなたのそばに本があって、なんとか生き延びてくれて、よかった!」
生きのびたからといって、さらに苛酷な人生と立ち向かわなければならないとしても、"読書"が、命綱としては心細いものだとしても、全くの孤立無援ではないと分かったから、なんとか生きていける。

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「Period」1~5 吉野朔実
こちらの書評に納得⇒http://pigrun.hatenablog.com/entry/2015/03/23/123611

明日の子供たち
「明日の子供たち」 有川浩
人気作家だけに賛否両論。深刻なテーマをエンタテインメントにでき、社会に一石投じることができるのはこの人しかいないか。。。

書店主フィクリー
「書店主フィクリーのものがたり」 ガブリエル・ゼヴィン
この3冊の中では、主人公の養子として育ち実の子以上に愛され、本と相思相愛になれたマヤの境遇は、現代にあってはファンタジーかもしれない。

2016年

06月03日

(金曜日)

カラヴァジェスキ

やっと「カラヴァッジョ展」観ました。
カラヴァッジョtitle

日伊国交樹立150年関連で、イタリアルネサンス美術巨匠たちの展覧会がこの2~3年これでもかというくらい様々な企画で開かれてきました。(まだまだ続くのか?) 
光より闇が好きな私としては、待ってました!のカラヴァッジョ。コントラストの激しさが最も効果的なのは、これまた私好みのテーマ"斬首"。(本展の広報にはさすがに斬首作品は挙げられていず、このコーナーは私にとっては望外のおまけ?)

もう一つの意外な発見は、カラヴェジェスキと呼ばれるカラヴァッジョの後継者たちの作品の数々。作品リストの中に「アルテミジア・ジェンティレスキ」を見つけて、「おや、もしかしたらアルテミシアさん?こんなところでお会いできるとは!」
映画「アルテミシア」で始めて知った、世界初の女流画家と言われている女性。
アルテミシアjp980110
混雑した会場にあって、彼女の絵の前には誰もいなかったのを幸いにじっくり見ることができました。
コメントは特についてませんでしたけどね。。。あ、父親のオラツィオ・ジェンティレスキの作品も見事。

もう一つ、ついでに見た新館で同時開催中の「描かれた夢解釈ーー醒めて見るゆめ/眠って見るうつつ」がなかなかよろしくて作品リストがなかったのが残念。デューラーの銅版画やルドンのリトグラフの夢にまつわる数々、たまりません。
デユーラーL

12日までですが、ぜひ。

2016年

06月03日

(金曜日)

映画の本

「銀幕のハーストーリー~映画に生きた女たち」 松本侑壬子著
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 女性俳優や監督に着目して、さらに女性の描き方やその変遷を女性の立場に立って見据えたものも最近増えてきて嬉しいことです。本書はその書き手の先駆者的な松本侑壬子の最新作。
映画史の関連図書はあまたある中、近代映画草創期の女性監督作品を見るところから始まり、映画の中に男性目線で描かれてきた女性像や、女性から見た理想の女性像が社会の変遷と切り離せないことなどを明確にしていきます。巻末の映画リストがありがたいです。

「ワダエミ~世界で世界で仕事をするということ―」 千葉望著

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今や映画衣装にとどまらず文字通り世界で活躍しているワダエミのストーリー。
海外のオファーに応じる事が多い理由は、直接持ち込まれる企画者のアイデアや情熱に納得したらとことん話し合いながら全力投球しオープンな環境で切磋琢磨できるから。予算が少ない場合でもそこに可能性を見出してさらに燃えるという。そのこだわりぶりが知れ渡って、恐れをなすのは日本人。。。
彼女の手がけた作品リストで数々の映画を見直すのも楽しそうです。

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