SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2016年

04月30日

(土曜日)

シャーリー&ヒンダ

「シャーリー&ヒンダ」をようやく見ました。

シャーリー&ヒンダ メイン1-700x525
いやいや、、、92歳と86歳、身体はあちこちガタがきていても議論好きで好奇心旺盛な二人、体当たり。著名学者や有力経済人に突撃インタビューを試みる!白眉はウォール街のパーティに潜入して居並ぶ投資家たちに直球の質問を試みる。

経歴からもなかなかしたたかな二人だけれど、彼女たちを被写体として見出した監督に感謝。
年を取ったら諦めが友だちになるのかと思いがちだけど、どっこい、捨てるものがないからどこまでも諦めずあの手この手でしぶとく生きるのだ!二人を見ていると、人生捨てたもんじゃないと思えます。

とはいえ、一般的なアメリカ人にとってまだ消費行動が正しい経済活動なのか。。。。あれ、日本人の大多数もそうなのか。。。

2016年

04月15日

(金曜日)

マジカル・ガール

うわぁ、予告編に騙された!良くも悪くも。
「マジカル・ガール」
マジカル・ガール200

さすがスペイン映画。予測不能でステキです。あと引く映画。見る人それぞれ残るものが違うでしょう。私は「?」があれこれ浮かびながら「ええもん見せてもろたぁ」です。

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2016年

04月15日

(金曜日)

最近見た映画

「人生は小説より奇なり」
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予告で見た時、主演の二人が誰なのかわかりませんでした。"中年ゲイカップルの映画"という安易なくくりをしそうになりながらも、このチラシのなんとなくさえない表情に惹かれて見に行きました。二人は38年連れ添ってきてこの度ようやく結婚式を挙げるために急いでいるところです。家族や友人たちに祝福されて、残りの人生も二人で静かに楽しく暮らすはずが、、、

主演の二人、好きな役者です。味わいのある脇役や一癖ある敵役、堂々たる食わせ者などで楽しませてくれました。久しぶりにスクリーンで見るとさすがに老いたり、とはいえ、人生の機微を十分に知りながら、自分の状況に戸惑いおたおたしたり諦めたりあらがったり。。。そう、達観できないよね~
ラストで、ジョン・リスゴー演じるベンの親戚の男の子が一人廊下でたたずむ姿にじ~んと来ました。

2016年

04月15日

(金曜日)

最近読んでいる本2

昔、本読みとして信頼する友人が「フィクションを読まないと感性が衰えるよ」というようなことを言ってくれたことがあります。当時仕事上ノンフィクションをガツガツ読まねばならなかったのですが、様々な事象について中途半端に理解したつもりになり、危険でもあります。
物事の本質が、腑に落ちるのはフィクションという表現の中でこそかもしれません。

とはいえ、現代の政情にプンスカ怒っているとき、こちらの気分を整理してくれているように感じるのは、小気味いい文章で社会の断面を刻んでくれるエッセイストたち。表象的に過ぎるきらいは強いものの、面白く断層をとらえてくれるのは湯山玲子。

「男をこじらせる前に」男をこじらせる

『四十路越え!』などで、女性の生きづらさや欲望のあり方などを論じてきた著者。男性向けの人生指南書はビジネス系かモテのハウツー本が大半で、悩みの根本に向き合う本は極めて少なく、当の男性が生きづらさに無自覚で考える必要性すら感じていないことに気づき、驚く。そんな現状を独自の視点で掘り下げ、自覚なき“こじらせ男子”が軽やかに生き抜く方法を考察したのが本書だ。
 多くの男性に話を聞いて見えてきたのは、「出世」「カネ」「女」という旧来的な男の欲望を目指す先が見いだせず、競争に囚われ続け、負ける恐怖に苛まれているという現実。そんな状況から自由な例として芸人のおぎやはぎを挙げる。組織や共同体から一定の距離を保ち、欲望とも無縁な姿に男の新しい生き方があると考える。辛辣な指摘が劇薬のような本書だが、決して男性批判ではなく、モノの見方を変えるヒントに満ちている。男女を問わず、こじらせていてもいいことは一つもない。ならば一刻も早くこじらせから離れて自立し、しなやかな生き方に転じたほうが、はるかに健全で楽しいに違いない。
 週刊朝日4月24日

う~ん、迫力ある湯山玲子、半分まで読んでいくとお腹いっぱいになってきます。。。

2016年

04月15日

(金曜日)

俺たちの国芳わたしの国貞

学生時代にたまたま入った銀座のギャラリーで国芳見て目からうろこ、ぶったまげて以来浮世絵展は少なからず見てきました。

今回の「俺たちの国芳わたしの国貞」のコンセプトに魅かれ行きました。
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妖怪や滑稽モノ好きな私は断然国芳派です!彼が描く女たちはいなせで年齢にかかわりなく洒脱。
意匠は計算されていて、緻密で大胆、荒唐無稽で絢爛、ため息がでるほどいかしてます。

2016年

04月15日

(金曜日)

最近読んだ本

私はテレビのニュースショー、ワイドショーやバラエティ番組をほとんど見ないしラジオも聴いていないので、コメンテーターとして活躍しているらしい深澤真紀については、彼女が書いたものしかほとんど知りません。が、結構信頼できるな、という印象。

今回は津村記久子との対談集
「ダメをみがく」 
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目次
仕事編(大人だから耐えてやってるんだよ、調子のんなよ!;女子力のなさを商品価値にできてありがたいです;すみません、バブル世代がご迷惑おかけして;これはもう、とにかく逃げるしかない ほか)
生活編(血縁ってそんなにありがたいですかね;うまくいかない家族関係は諦めたほうがいい;家族の呪いから解放されるためには;娘へのアドバイスという名の呪い ほか)

書評⇒http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013061600007.html

仕事にも家族にも、つい頑張ってしまう習い性をもたされている女たち、への下から目線?の素敵なメッセージです。
その習い性をほとんど持ち合わせていない私は、彼女たちが言語化してくれた言葉に、わが意を得たりと、我田引水ありがたく、ダメ道に邁進する所存!

2016年

04月05日

(火曜日)

あなたを選んでくれるもの

ミランダ・ジュライ著「あなたを選んでくれるもの "It choose You"」
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以前当blogにも書いたミランダ・ジュライの新作は小説ではなくてドキュメント的なエッセイ。

映画の脚本執筆に行き詰まった著者は資料収集と自分自身に言い訳しながら、ネットの中で逃避行動の日々。そこから脱するために、アナログのフリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね話を聞いてみることにした。。。
著者が直接会って話を聞く事を了解をしてくれた人たちは、彼女にはリアルすぎる"本物"で、彼らが売ろうとするモノは「彼らの人生を物語って余りある」、という言葉では言い切れない複雑な思いに圧倒される著者。。。

裏表紙に書かれた津村記久子の評が、この本への私の印象を代弁してくれています。
「他者の中に埋まっている宝物を拾うような前篇に興奮しながら、やがて他者という迷宮の中でたちすくむ。他人とはこんなにも息苦しく、もの悲しく、違和感に満ち満ちたものなのだろうか。本書に登場する「他人」はあまりにも濃厚である。こんなやり場のない気持ちになるぐらいなら知りたくなかったとさえ思う。他者と関わることは相手の業に腕を突っ込む危険を冒すことでしかないのか。そして老いがもたらすものは小銭でしかないのか。~」

この中に彼女の監督主演作「君とボクの虹色の世界」の製作裏話も書いてありました。
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彼女が様々な方法で表現するアートを、日本にいてはなかなか体感できない私には、このドキュメンタリーで少し近づいた気分です。

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