SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2014年

04月30日

(水曜日)

トーベ・ヤンソン

今年はトーベ・ヤンソン生誕100周年だとか。記念した展覧会が世界中で開催されているようです。
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日本はこちらから。
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事前にチェックしていたのに直近になるとすっかり忘れている、ということが最近多すぎて情けないですが、このトーベ・ヤンソン展も、友人のブログを読んで思い出し終了前に間に合った!

いやはや老若男女すごい人出。点数は多いですが原画が小さいものばかり、皆熱心に眺めているから会場内は混雑。
「ムーミン展!」と銘打っているだけあってムーミンだらけ、ファンの心理をくすぐることに長けたデパートが展覧会場ですからおのずと購買欲を刺激されてしまいますがな。。。

展示のラストにある撮影可のムーミン谷のジオラマの周りには撮影ポイントを探す人でごった返しておりました、はぁ。。。(ええ、私も参加しましたさ^^;)

会場を出ると魅力的な関連グッズが盛りだくさん、はぁ。。。物色したものを持ってレジへと向かうとそこはバーゲン会場のような列、並ぶことが嫌いな私ですがなんとか我慢の30分。。。疲れ果てました。。。

展示の後半にようやくトーベ・ヤンソンの人となりに触れる展示がありますが、物足りないです、ぷんすか。
秋にある横浜そごうでの「生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 -ムーミンを生んだ絵と暮らし(仮)」ではトーベ・ヤンソンの人となりにもっと触れられるでしょうか、期待薄。
日本での公式サイトなどではぼかしてあるのか、あえて無視しているのか、生涯のパートナーであったトゥリッキ・ピエテイラとの関係、フィンランドでは公然の秘密であったというのに。
ムーミンシリーズのどこか不穏で無気味、寂しい、けれど静かにユーモラスな空気に魅かれているファンも多いだろうに、この会場ではそんなトーベ・ヤンソンやムーミンの気配は見事に消されていたようです、ま、仕方ないか。。。

2014年

04月30日

(水曜日)

小説のように

去年のノーベル文学賞受賞者アリス・マンローの
小説のように (新潮クレスト・ブックス)小説のように (新潮クレスト・ブックス)
(2010/11)
アリス マンロー

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過去の受賞者と違うのは、彼女が短編の名手だということでしょうか。
いやいやいや冒頭の「次元」から驚かされっぱなし。。。
長年ミステリ読みやっていますと、ストーリーの先読みをしてしまうものですが、
マンローはそういう表層の読み方では太刀打ちできない深さ、やられました!

本の裏表紙に載っている評を読んで??だったけれど、
読後に再読するとなるほどと納得。

「通奏低音として流れているのは長い時間だ。・・一瞬がたちまち膨張する。・・・なんとたっぷりな時間がこれら短編と呼ばれる小説群に横溢していることか。・・・」(湯本香樹実)

「マンローは一見芸術性とは無縁のものを芸術に変えるという驚くべき才能を発揮する。僻地と呼ばれるような土地での暮らしにひたむきな視線を注ぎ、家庭における悲喜劇の物語を、広く深い次元へと広げていくのだ、魔術のように。」ジョイス・キャロル・オーツ(ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス)


最後におさめられた「あまりに幸せ」は、それまでの物語を読んできた私は
おそらくこれは皮肉なタイトルなんだろうと浅はかにも想像するのですが、
これまた見事に覆されました。
実在の19世紀ロシアの女性数学者の物語はこの短編集では異質な内容でありながら
凡庸な伝記ではありえない人生を目の前に浮かび上がらせてくれました。

一つ一つの読後感がずっしりとした長編を読んだ後のように残り、
傍目に平凡に見えても市井のすべての人々の人生には意味があるという
当然のことをあらためて深く思い知る、
てな、ありきたりのことしか言えない自分の浅さが情けないですが。

2014年

04月24日

(木曜日)

死からの生還

借りて一気に読みました。
死からの生還死からの生還
(2014/02/26)
中村 うさぎ

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中村うさぎ。。。彼女の“生”と“性”へのあくなき欲望追及人生とは真逆な人生を生きているヘタレな私ですが、彼女が世の中へ異を唱える姿勢には深く共感しており、ひそかに応援しておる次第です。とはいえ、どんだけ心身消耗しているのか著書でしかうかがい知れないわれわれとしては、少しでも健康を取り戻してほしいわけですが。。。
じわじわ忍び寄る同調圧力の気配を、体で感じて言語化してくれるのは、わたしが知る中ではあなたしかいないんで、よろしくお願いしますよ、うさぎさん。

2014年

04月24日

(木曜日)

ハルナガニ

雨が続いて寒が戻ったと思ったら、ようやく日中は穏やかな暖かい日和。
桜が散ってハナミズキやらサツキやら花が咲き乱れて心騒ぐ日々です。

木皿泉シナリオの「すうねるところ」
fly_t_120827_suunerutokoro_m_pm_img_2.jpgを見損なって残念。

で、同じ木皿泉脚本の「ハルナガニ」が2年ぶりにシアタートラムで上演。
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木皿は「能で使われる別れのコトバに「いずれ春永に」というのがありまして、それが美しく、はかなく、でも力強く、わたしたちはとっても好きです。能は死者の話だし、今回はお芝居にいいかなと思いました」とタイトルに込めた思いを話した

今回は藤野千夜の小説「君のいた日々」を元にした舞台。

木皿泉シナリオ、内藤裕敬演出の舞台は初見です。薬師丸ひろ子の舞台も初めてだわ!
渡辺いっけいとの熱演もなんだか良くも悪くもテレビをみているようではありましたな。
とはいえ稽古の積み重ねが伝わってくる舞台ならではの二人の動きには拍手!
「Q10」で異彩を放った細田善彦がよかった!舞台に新鮮な息遣いがみなぎりました。
安易に使ってほしくない“家族”“つながり”への、木皿泉の意志を受け取った気がします。

2014年

04月13日

(日曜日)

花子とアン

NHK朝ドラは「あまちゃん」ぐらいしか見ていませんので
過去に歴史上の実在の人物が扱われていたのかどうか知りませんが、
今期の「花子とアン」では翻訳家で作家の村岡花子の伝記が元になっているようです。

「アンnゆりかご~村岡花子の生涯」
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これを読んでドラマをみるとかなり脚色されていることが感じられます。子ども時代が描かれたこの2週間では原作に比べると「赤毛のアン」へのオマージュが強いようで、原作にはないシーンもございました。

「アンのゆりかご」では、近代の女性史に登場するあまたの女性たちが花子の周辺に現れるのが興味深いです。柳原白蓮や平塚らいてふ、吉屋信子、林扶美子、市川房江、などなど、これからどのようにドラマで描かれていくのか、ワクワク、たいそう楽しみでございます。大きい方々の小さい皆様も、ご一緒に、ごきげんよう。

2014年

04月05日

(土曜日)

ト-クバック

トークバック観てきました。
土曜日の朝、立ち見が出るほどの入り。
熱くて篤くて、観客の一人ひとり、それぞれ迫ってくるシーンは違うでしょうが
皆どこかで感極まっていたように思います。

31日の上野千鶴子とザ・ニュースペーパーのなりきり安部総理対談
の雰囲気とはがらりと違う今日の上映後のトークバックでした。
これも近いうちに公式サイトにアップされるでしょうが、
セラピストの信田さよ子さんと監督の坂上香織さんの上映後トーク
次の映画の上映時間までの15分間という限られた時間はとても濃かった!
著書は読んだことありますが、生で信田さんの話を聴くのは初。
率直な人柄が伝わってきて、だからこそ、
観客の中の当事者から切実な思いが語られたのでしょう。
その場にいたわたしは彼女たちの震える声での吐露に鳥肌が立つ思い。
映画への共震が高まり揺さぶられたから、周囲が知らない人ばかりだから
一回性の場だから、言えることでもあったかもしれないけれど
とても勇気が言ったはず。
場内からの熱い拍手が少しでも彼女たちのこれから生きていく力になればと
願わずにはいられません。

トークバックの出演者たちはHIVポジティヴの女性だけでなく
ドラッグ依存症や売春、ドラッグの売買、万引きetc.の犯罪歴を持つ者も多く
そのほとんどが性被害者ということがこの映画の大きなテーマだと気づかされます。
特に子ども時代に受ける性虐待や性被害、その多くは身近な人間からという構造は
被害者にどれだけの人格障害をもたらすのか、その後の人生を狂わすのか、
統計上の数字にはあらわれない悲痛な現実。

一人の女性は、ほとんどの出演者が育った環境と違って“健全”な家庭に育ち
自分自身も堅実な生活をしてきたはずだから、
2年前にHIVに感染した事実に直面した時は相当ショックを受けた。
だが、ある日突然子ども時代の痛ましい記憶が鮮烈に蘇ってきて
自分に納得がいったと語ります。
20年以上無意識に封印していた圧倒的に酷い記憶に向き合って、
ようやく自分を受け入れることができた彼女。。。

副題の「沈黙を破る女たち」の意味は深い。

上映後、信田さんの第一声の感想は
「この映画を観ると、自助グループの語り合いや身体表現の癒しに、
閉じた空間で一対一で行う自分のようなカウンセリングはかなわない、
仕事辞めようと思うのよね~」

この映画の出演者である女性だけの劇団
「メディア・プロジェクト:囚われた女たちの劇場」の
主催者ローデッサはレッスンで、いつも彼女たちに
「もっとはっきり、もっと大きな声で、もっと自分の気持ちを出して」
といい続ける。
そうして観客の前に立った時の彼女たち!!

朝イチと夜しかやってないですが、ぜひぜひ。
平日の朝はまだ十分に入れるようです。

2014年

04月02日

(水曜日)

4月の映画や舞台

4月になっちゃいました。。。
消費税アップであたふたしている隙に?あれこれ困った法案審議が進んでいるのが怖いです。。。

気を紛らわせてはイカンと思いつつ、あれこれ気になるものが続いているんですよね~

 ・「トークバック 沈黙を破る女たち」
 日時:3月22日(土)公開~ 10:45~12:44 20:50~22:49
 場所:渋谷イメージフォーラム 
トークバック

・「ヴァギナ・モノローグ」 
 日時:4月4日(金)19:00~21:00 場所:東京芸術劇場シアターイースト
 料金等:一般4,000円 学生2,000円 (一夜限りのV-dayキャンペーン)
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http://www.tvac.or.jp/di/31346

・「ハルナガニ」 4月7日(月)~27日(日) 場所:シアタートラム 
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・春休み親子えーるシネマサロン 
 日時:4月4日(金)10:15~、13:30~ 場所:練馬区立男女共同参画センター「えーる」
 主催:練馬区立男女共同参画センター「えーる」
http://www.nssk.net/yell/index.html
「アイ! コンタクト もう1つのなでしこジャパン ろう者女子サッカー」
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 ・「エポック10アンコールシネマ~映画に学ぶ人々の生き方~」 
 日時:4月17日(木)10:00~12:00、14:00~16:00 
 場所:豊島区男女平等推進センター「エポック10」
 料金等:無料、要事前申込(各回、先着40人)、保育あり 主催:豊島区
  ⇒http://www.city.toshima.lg.jp/boshu/boshu3/032209.html
「トムとトーマス」/「おじいさんと草原の小学校」
18_1423391.jpg おじいさんと草原の小学校

 ・MIWビデオサロン「レイチェル・カーソンの感性の森」 
 日時:4月18日(金)14:30~、18:30~
 場所:千代田区男女共同参画センターMIW 料金等:無料、(各回、先着20名)、保育あり
 主催:千代田区男女共同参画センターMIW
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/danjo/miw/documents/videosalon-4.pdf
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