SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

07月19日

(水曜日)

女を観る歌舞伎

女を観る歌舞伎
女を観る歌舞伎1


歌舞伎の若手を見るのが楽しみなミーハー歌舞伎ファンです。先立つものが乏しいので年に数えるほどしか行けません。それも幕見席。最近は話題の舞台は幕見席の完売率が高くて無駄足になりスゴスゴと引き下がることもあります。モノによってはシネマ歌舞伎で見られることもありますが、今一つ臨場感が不足するのは否めず。。。
さて、八月の納涼歌舞伎、新作目白押しで、暑さの中、幕見席並ぶのが大変そうだなぁ。。。

酒井順子の著書にはいつも頷くことしきりでチェックしていますが、歌舞伎本を書いているとは気が付かなかった!速攻で読了。
歌舞伎の観方の王道からは外れているかもしれないが、さすが酒井、実に融通無碍です。江戸時代の戯作者の思惑や心理の洞察に大いに納得できます。私も、華麗で荒唐無稽でありえない展開の芝居が好きですが、酒井さんの読みの深さ・広さ・想像力の羽ばたきは刺激的。彼女があげている芝居にはいくつか私も見たものもあり、紙上に繰り広げられる目から鱗の解釈が、なんとも心地よくて、歌舞伎の観方がさらに面白くなってきました!
柚木 麻子 (作家)の書評が、酒井順子の筆力をしっかり捉えてくれていてありがたい。
http://books.bunshun.jp/articles/-/2617

2017年

07月17日

(月曜日)

BAD FEMINIST

バッド・フェミニスト
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タイトルが意味するところをよく把握しないまま読み始め、最初はわが意を得たり、と勝手に思い込み、ページをどんどんめくっていくうちに、私は己の脆さを次々に暴かざるをえなくなりました。
自分が蓋をしていること、気づかなかったこと、知ったかぶりしていたこと、などなどをあきらかにされます。自分を甘やかすことを許している図々しさに「居直るのもいい加減にしろ!」と思い知らされ、己の無自覚さや鈍感さに向き合わざるをえなくなります。。。。
出版社の広告に寄せられた、信頼するコラムニストのジェーン・スーのコメントが私の感じたことをうまく語ってくれています。

2017年

01月13日

(金曜日)

学校が教えないほんとうの政治の話

「学校が教えないほんとうの政治の話」斎藤美奈子著 ちくまプリマ―新書
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中高生向けに、斎藤美奈子がかなりぶっちゃけトーク風に書いています。

東西の政治史もおおまかにとらえざっくり解説してくれているので、私のような老年の政治素人にも、その複雑怪奇な領域がクリアに見えてくるよう(錯覚か?)です。政治問題を避けている成人にもわかりやすい。

とにかく、民主主義の体制を守るために、多数を握る権力者の暴走をさせないバランス感覚を麻痺させないように、というところが伝わるように、これを高校の教科書にしてほしいぞ。

2016年

10月07日

(金曜日)

ぐいぐい読めた

「部長、その恋愛はセクハラです!」牟田和恵著
部長その恋愛は

長年セクシュアル・ハラスメントの実態調査や被害者支援に携わって、関連研究書や論文を多く著している牟田和恵さん。今回は世間のまだまだ浅いセクハラに対する理解をグググッと深めるべく、満を持して?読みやすく手に取りやすい新書で、発表。
帯の上野千鶴子の推薦文のように「一家に1冊、いや、男性ひとりに1冊、本書は『家庭の医学』なみの必需品。あのひとが昇進したら、贈ってあげよう。」
いや、女性も必読。
章立てを見ると、セクハラ男を擁護するものと誤解される方々もいるようですが、どっこい、そこまで相手の懐に入って噛みしめるようにしないとわからんということなんですねぇ、、、、
今手元にないので(出版社には申し訳ないが回し読み中)、正確な文章ではありませんが、
仕事にプロ意識をもって取り組む女性が、職場で出会う男性たちに微笑んだり相槌を打ったりする、、それはあくまで仕事先の人間や上司だから、機嫌を損ねないよう取る手段、ところが男たちには自分への個人的な好意と取る回路に直結。
女性にしてみれば、その回路がわからないから警戒が遅れる。。。

私自身がオヤジ気質成分が他の女性より濃いので自戒しながら読み進めました。とにかく全文を引用したいくらい納得の一冊です。

2016年

10月07日

(金曜日)

ようやく読み終えた

上野千鶴子対談集「セクシュアリテエィをことばにする」
セクシュアリテエィを

借りては延長し、また借り直して延長し、を繰り返してようやく読了。脳からこぼれ落ちないようよ~く熟すようにページをめくってきました。(それほどまでして読むなら買えよ!)

これまでも様々な分野の先達や泰斗や専門家や新鋭やらと対談している上野千鶴子。今回も目を瞠ったり、深く頷いたりと精神を揺すぶられたので、いやいや疲れました。

自分の理解が追いつかないこともままあって、それはそれで少々落ち込みますが、ま、しゃあない^^;
"ことば"にすることで蒙かれることもあり、逆に貶められることもあると、つくづく思う今日この頃です。
借りてきたことばを自家薬籠中の物にできるには時間がかかりますし、変節してしまうこともありましょうが、
それでも、ことばをじっくり味わって意味を捕まえることが少しずつできれば、自分を支える力となすことができましょう。

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