fc2ブログ

SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2019年

03月03日

(日曜日)

さざなみのよる

さざなみのよる


木皿泉にはいつもやられます!
必ず泣きの場面がある。

この作品があの名ドラマ「富士ファミリー」を小説化したものだったとは!!
そうかそうか・・・

2019年

02月21日

(木曜日)

国芳!

国貞より国芳好きです。
なのに、こんな小説が出てるとは!迂闊だったぜ!

侠風むすめ

しかもシリーズで!

北斎の娘の話も面白いが、こちらもなかなかです。
しかも天保の改革が当時の庶民の生活にどれだけの影響があったか、
国芳がいかにご禁制をかいくぐって描いていたか、史実とフィクションがあいまじり一気読み。
また新たな楽しみが。
著者河治和香は若冲モノも書いているじゃありませんか!

2018年

11月17日

(土曜日)

アリーテ姫の冒険(復刊記念版)

仕事から帰宅すると、男女共同参画センター横浜から郵便物が、はて?

昨年だったか今年初めだったか、30年ほど前の「アリーテ姫の冒険」を復刊するにあたっての"『アリーテ姫の冒険』再びプロジェクト"クラウドファンディングの知らせを見て、参加したことを思い出しました。

開けて、思わず歓声あげました!
以前の「アリーテ姫の冒険」は表紙の枠の中に納まっていたのに、今回のアリーテははっきりとパンツ姿で、表紙から飛び出しそう!
復刊記念盤限定ブックレットとコラムペーパーを読むと、アリーテ姫の冒険に寄せる思いのあれこれや、前作の監修に当たった方々、今回のプロジェクトに関わった方々の熱意がびじびし伝わってきて、あらためて再読できる喜びが湧いてきます。

アリーテ姫の冒険   アリーテ姫の冒険付録

アリーテ姫

1989年に刊行された「アリーテ姫の冒険」は、当時公開された「魔女の宅急便」やディズニーの「リトル・マーメイド」と並んで、それまでなかった、"女の子が主体的に生きる"物語として注目を集め、なかでもアリーテ姫は、それまでのお姫様の概念や、物語における"女の子"の"女性性"に一石を投じましたね~

詳しいことはぜひ「アリーテ姫の冒険」再びプロジェクトのTwitterをご覧ください。

2018年

10月22日

(月曜日)

愛なき世界

図書館に早めに予約していたおかげで、丁度二日休みの時に一気読み。
三浦しをんの初新聞連載小説
「愛なき世界」
愛なき世界


やはり三浦しをん、「愛」と言っても人間同士の惚れたはれたではない。
が、実に物狂おしい「愛」

この小説が発売された同時期、ノーベル医学生理学賞を日本人の本庶さんが受賞して、一番力説していたことは基礎研究の重要性だった。これまでの受賞者もやはり強調していたことだったけれど、今の経済効率主義の日本では益々ないがしろにされている基礎研究。。。
三浦しをんが「ダ・ヴィンチ」で、以前は基礎研究のことをほとんど知らなくて、「ぐるぐる博物館」の取材で「ホヤ」の研究者に
「で、これはいったい何の役に立つんですか」と訊いてしまった、と反省していた。

著者はこの基礎研究がどれほど途方もない作業かということを、主人公の本山が確認して行く工程を自問自答していくように、また、ド素人の藤丸にもなるべくついていけるように平易に解説してくれるので、きわめて大雑把ながら、シロイヌナズナの研究の意味の一端に触れていける(ような気がする)

広い意味でBildungsroman(ビルドゥングスロマン)、成長小説のような感覚で読んでいた。

多様性をうたっていながら逆行している現政権、基礎研究に携わる人々のたゆまぬ努力がきちんと日の目を見ることができますように。
そこかしこに三浦しをんの毒やくすぐりがちりばめられていて楽しい時間が終わるのが寂しかったけれど、いつになく崇高な気分で読了。

2018年

10月12日

(金曜日)

ののはな通信

三浦しをん、やはり期待は裏切られなかった!

ののはな通信

出版社のコピー「最高に甘美で残酷な女子大河小説の最高峰。三浦しをん、小説最新作。」
が確かに的を得ている。

私が好きな中村うさぎや角田光代も女子高出身、そして三浦しをんもか。。。

ずっと共学の学生時代を送った者としては、全く知らない世界で、秘密の花園的なイメージを勝手に想像しているのかもしれないが、だから二人の高校生時代の、ある意味過激な思い入れの強さに腰を引きながら、しかし未知の残酷な甘さを堪能。

そして20年後の後半は、ローカルとグローバルが錯綜して、三浦しをんの調査力、想像力に翻弄される楽しさを味わうことになる。
ここまで時代とリンクしているとは。

この作品は6年間連載されていたらしいが、その間博物館シリーズを始めとするレポート的なエッセイが単発でポツポツと刊行されていたので、三浦しをん欠乏症に陥らずにすんでいたものの、満を持しての長編、感服。

HOME →次ページ