SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

11月11日

(土曜日)

舞台二つ

勘三郎と野田秀樹のタッグ「表に出ろい!」を見損なっていたので、そのオマージュ?の「One green bottle」のチケットを取れて嬉しかった。しかもプレビュー公演でお得価格。

onegreenbottle.jpg

舞台は前作とは大きく趣を変えたようで、喜劇性を弱め社会性が強くなっている。しかも英語版。イヤホンで同時通訳、女優が演じる"父"の声を大竹しのぶ、男優が演じる"娘"の声を阿部サダヲが演じるという複雑な構成。最初はジェンダー観が混乱するがそれも野田秀樹の狙いだろう。"母"はお約束どおり野田秀樹。

"不寛容"が大きな顔をしだしたまさに今、2017年を暗喩していて、舞台が終わった後も不穏な気分が拭えない。

笑いがだんだん乾いて、内面にグィっと食い込んできてぐるんとかき回される。身体を張った役者たちにのまれないよう真剣勝負。舞台は「劇場を出たら内容を覚えていない」くらいがいいと常々思ってはいるが、野田地図の舞台はそうは問屋が卸してくれない。

「ああ、面白かった、凄かった」と思い切り楽しめるのが、こちらも久々に見た新感線「髑髏城の七人 風」

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最初に見たのは何年前だろうか。赤髑髏、青髑髏の半端ない面白さが忘れられず、今回の企画には半信半疑で、チケットも益々取りづらいし高いし。。。とブツブツ負け惜しみ言っておりました。
が、今回の「風」は、「花」「鳥」と違い、本来の一人二役で主演松山ケンイチとあれば行かずばなるまい!大枚はたきました。
松ケン、身が軽い!古田新太や染五郎の本格的な殺陣の凄みや巧さとは違う伸びやかさがあって見ていて心地よかった!トンボも大きく切って愉しい。
そして、今回の楽しみは何といっても橋本じゅんと生瀬勝久の出演。特に満を持して?の橋本じゅんが贋鉄斎ですもの!これだけでも十分満足でした。

同行人は豊洲に40年以上前に訪れた時とは様変わりしているという。築地市場移転で揺らぐ街は、、高層ビルがそびえたってはいるものの意外に空が大きく夕暮れが美しく見とれました。

劇場の近くに、陸上の為末大プロデュースのランニングスタジアムがあり、外から覗けるので面白い。
彼のコンセプトを実現するために仕事でかかわりがある者から話を聞き興味深い。

2017年

08月17日

(木曜日)

キャロル・キング 「ビューティフル」

ミュージカル苦手ですが、家人がたまたま湯川れい子さんと話す機会があり、彼女がブロードウェイ版の『Beautifull』日本語訳詩を担当したと聞き、行きたいと。


私の世代が馴染みのあるキャロル・キングはシンガーソングライターの先駆者的で、ジョニ・ミッチェルやリタ・クーリッジなどなどウエストコーストのアルバム中心で聴いていたミュージシャンの一人。ブロードウェイ版をYtubeで覗いても、朗々と歌い上げる迫力で、なんだかなぁ。そのうえその数々の名曲を日本語で聞かされてもなぁ・・・

あまり気乗りしないまま、観に行きました。そこには私の知らないキャロル・キングの人生がありました。
飛び級で進学した大学生時代に16歳でデビュー。とはいえ歌手としては成功せず、1960年の音楽業界で作曲家として数々のヒット曲を生み出していたということはかろうじて知っていたけれど、当時のポップスはシングル盤全盛、3分間のヒット曲を次々に出さなければならないプレッシャーがあったり、と、若かりしキャロルが葛藤やsングルマザーとなって人生に立ち向かう前向きな舞台。。。
同行の家人は「だんだんキャロルに見えてきた」と言うてました。私はジェームス・テーラーが登場しないのが残念。

私はニューヨーク時代のキャロル・キングと夫ジェリー・ゴフィンのヒット曲を、黒人グループドリフターズやニールセダカが、オケピのバンド演奏でノリよくステージで唄うシーンがよかった!

私たちが行った日はダブルキャストの水樹奈々がキャロル役。初めて聴きました。彼女は声優界初の武道館やドームコンサートを開いたそうで、なかなかしっかりと聴かせてくれてお得感。客席には声優水樹のファンと思われる男(おのこ)たちの率が高いのも面白かった!

2016年

10月07日

(金曜日)

あの大鴉、さえも

「あの大鴉、さえも 」
大鴉

「現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を 若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直す、東京芸術劇場人気企画「RooTS」。第四弾は、竹内銃一郎の80年の傑作「あの大鴉(おおがらす)」 

80年代前半は私の観劇履歴の空白時代。。。当時の舞台の劇評を探したらありました。
http://togaki.oct-pass.com/?eid=535290
不条理劇ってことなんだな。

台詞は当時の男3人の設定のまま、それを女3人が演じるムリも感じるところあり。小林聡美がポルノチックな台詞をしゃべってもなぁ、、、でも逆にそれがエロく聞こえないという効果も狙ったのか?
予想した難解さはあまり感じずに済んだものの、片桐はいりの動きにどこまで笑っていいのやらとまどいも。。。
3人の身体的パフォーマンスは見ごたえがありましたが、芝居全体がもっと尖がって欲しかった。

2016年

03月11日

(金曜日)

ヤン・リーピンのシャングリラ

どうしようかと迷っていた来月の舞台、安い席は完売。3階で見ても十分に楽しめるでしょう!

ヤン・リーピンのシャングリラ

2016年

01月02日

(土曜日)

今年もよろしくお願いします。

千葉の元旦は初日の出が美しい晴天、穏やかな天候です。

年末、シルヴィ・ギエムのファイナルステージが生中継されました。2015-2016のカウントダウンコンサートで。

ギエム

ジョルジュ・ドンの、記憶に衝撃的に残っている「ボレロ」、ギエムのボレロは激しくも柔らかく、素人目には、超人的と思えるダンスで、観る者に溢れる躍動感を与えてくれました。
踊り終えた瞬間、ジャストタイムで2016年が始まりました。

公私ともに怒涛の昨年でした。今年はなるべく穏やかで少しでも生き易くなるように願いたいものです。
社会の雲行きがあやしい今、身の丈でできることを見据えていきたいです。
このblogでつらつらと書けることに感謝して。

今年が皆さまにより良い1年でありますように。

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