SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2018年

06月21日

(木曜日)

ショートトリップ

野田MAPの「贋作桜の杜の満開の下のチケットがなかなか取れない。
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キャストをみれば無理もない。。。去年の納涼歌舞伎での野田版「桜の森~」もたいそう満足したものでした。
劇団新感線の公演に比べると、野田MAPのチケットは比較的取りやすいので気楽に考えていたのが甘かったのか。。。

次なる抽選の機会をさぐっていて、ふと目に着いたのが、これまでも野田秀樹の舞台の衣装を多くてがけてきた、ひびのこづえの展覧会があるじゃありませんか、しかも千葉県の市原市で。しかも今週末まで!
幸い今日は休みだ、これは行きなはれ、という天の声か?

ひびのこづえ


田植えが終わって青々とした稲が梅雨空に映えるのどかな田園風景の中を走る小湊線に乗って小1時間の旅。

最近市原市は"アート×ミックス"に力を入れているようで、この湖畔美術館も2013年にリニューアルされて現代アートの展示に力をいれているそうな。知らなかった。。。。
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ひびのこづえ「わたしが服をつくる意味」というインタビュー記事が「ほぼ日刊イトイ」新聞に。
http://www.1101.com/hibinokodue60/index.html

今回の展示は写真撮影がすべてOKということでした。その代り作品一覧もなく、図録もなし、潔し!

入り口ではカエルがお出迎え
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地下の部屋は深海の中に蠢く海底生物のような服らしきものたちがたゆたっている。
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部屋をつなぐ途中にはチェシャ猫がニヤリと笑って立っている、た、楽しいぞ。
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"服"の概念を打ち破る意匠もあれば(「針金でできたドレスは、編んであるから身に着けても痛くはない」、と言われてもどうだろ?)
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包まれる感覚に身を委ねたいという欲求も満たしてくれるような作品も
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展示の後半には部屋一面に、今年の作品、蜘蛛の巣にからんだ服」
部屋の隅にいる蜘蛛が吐いた糸に様々な衣服や身に着けるもののあれこれや得体の知れない布製の物体がからまっている。。
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お目当ての舞台衣装は少なかったけれど、いろんなジャンルのステージでまだまだ彼女の作品を見ることができそうです。

地下の海中のような空間では"人魚にスカートを"というコーナーがあり、小さくカットした布地をチクチク縫い付けていく作業ができます。展示期間も終了に近いので、かなり長~いスカートに仕上がっていました。
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来月には神奈川県大和市でワークショップがあるようです。
「ひびのこづえワークショップ 不思議の国のアリスのブローチ作り」
チクチクしながら物思いしたりおしゃべりしたりの空間。

2018年

06月17日

(日曜日)

コミック原画展

二つ目は「浦沢直樹展」
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こちらは浦沢直樹の小学生の頃からのノートや多数の創作メモやネームも見られあっという間に時が経ちます。
初期の「パイナップルARMY]や「MASTERキートン」はじめ、「YAWARA!」、「PLUTO」、「20世紀少年」などなど。
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いやはや、この人が描くジャンルの広さはわかっちゃいたが、ネームが立ち上がって、作品として完成するまでの労力(のホンの一端)を目の当たりにしていくと、のほほんと読んでいる(しかもほとんど友人から借りて読むという図々しさ)のが申し訳ないとも思いつつ、まだまだ楽しみは尽きないという喜びを噛みしめた時間でした。

2018年

06月17日

(日曜日)

コミック原画展

所用で山口へ駆け足で。
空いた時間に、ラッキーなことに丁度現地で開催されていたコミック原画展を二つ。

一つ目は「安野モヨコ展」
安野モヨコ原画展

最近作の『鼻下長紳士回顧録』(未読)の原画のコーナーは、ストーリーの舞台20世紀初頭の娼婦館を模した部屋、黒い羽根のカーテンを開けて小窓から覗くような趣向。
原画には、「変態とは」というフレーズがあり、主人公のコレットがの台詞は"ここにいる人、全員そうだから"、その視線はまさにのぞき見している私たちに突き刺さる。うっ、図星です!

一番奥には『さくらん』の、刊行時には採用されなかったという原画が、吉原の格子の中に並んでおりました。

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いやいや美しい。
あまり広くないギャラリーですが、懐かしいシリーズの原画を存分に楽しめました。
個人的にはコーナーの空き空間にちょこちょこと『監督不行届』の庵野秀明キャラを見つけるのも楽しかった。
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2018年

04月28日

(土曜日)

アートな1日

旅から戻って4月になり諸々気になることがある中で、二つのアート展をはしごしたのは先々週のある日。(どちらもすでに終了していましす)

猫好きな友人と以前から約束していた猪熊弦一郎の「猫展」
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2月に四国丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館や松山市の伊丹十三記念館に行った折に彼らの猫アートを見ましたし、昨今の猫ブームや周囲の愛猫家たちの話に洗脳されたわけではありませんが、興味覚えて観覧。

具象画のリアルな猫より、線描画やデザイン化された猫たちが魅力的でした。会期の終盤だったせいか猫Tシャツやハンカチなどのグッズは売り切れていたので友人は残念そう。
猫だらけの展覧会とはいえ、彼の足跡をたどる作品ももちろんあり、マチスやピカソの影響を受けていたことなども理解できます。ポスターの猫たちからそのことがうかがえるし、さらに自分のスタイルを確立していることも物語って。

午後は、潮田登久子「 本の景色 BIBLIOTHECA」写真展
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写真集を図書館で借りてすでに見ていましたが、実寸大の写真を見ると印象が強く迫ってきました。写真の写真を撮るというのは邪道な気がするものの、写真集は高価で手が出ないので気になるものを残したく。。。

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ブロッコリーと名付けられた左の写真は確か調べもの学習に力を入れている小学校の生徒の準教科書、調べた箇所に付箋を貼る作業の成果がこの状態に。
右の写真はさる大学図書館の修理中の古書。結束されている様は包帯を巻かれ治療中のように見えます。

人間より長持ち?するといえども不変ではない。骨董なども時間の流れを受けるでしょうが、紙は変化の度合いが早いのは否めないから。浅学ゆえ知りませんでしたが、一般的には和紙の方が洋紙より劣化が遅い(一説には洋紙100年和紙1000年とか)言われていますが、和紙を好むシバンムシ(死番虫)は普通の紙魚(シミ)より被害が大きいそうな。その様相がわかるのがこの写真。
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切り絵のようにもレース編みのようにも見えてきます。この状態ですら修理して原型に近ずけようとする修復作業は想像を絶します。
"本"の価値をどこに求めるかは人それぞれ。これらの写真を見ているとやはり生命体のように思えてきます。

2018年

04月11日

(水曜日)

気まま旅2

まずは市内の美術館や施設等割引になるカードを市庁舎の観光案内所で求め、開館時間まで散策。ベルギーは王制国家。王宮はこれまで見たEUの他の国々より地味かな・・・
王立美術館へ向かう前に、前回立ち寄ったら休みで入れなかった「タンタンショップ」へ。
かれこれ30年以上前からファンだったベルギーの漫画家 Hergé 作「 Les Aventures de Tintin 」シリーズ。

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私より熱心に物色する連れ。。。私はフィギュアやグッズや作品のあれこれを眺めるだけで至福。

そして向かったのはブリュッセル市街を見下ろす芸術の丘に建つ王立美術館。
フランドル派を中心とする15〜18世紀までの絵画の宝庫だそうですが、4つの分野に分かれています。
musée magritte museum – From the quotidian to the extraordinary.
musée fin-de-siècle museum – Every end is a new beginning.
musée oldmasters museum – A stroke of genius.
musée modern museum – The curators’ choice.

もちろんボスやブリューゲル、メムリンクの作品を見ることができたoldmasters museum をたっぷり堪能。
写真をあまり撮っていなかったのでネットでたまたま見つけた方のblog「ベルギー一人旅」がありがたかった。
さりとて、今回の私のお目当ては19世紀末~のアンソールやスピリアールト、クノップフの作品群がふんだんに見られる世紀末館。
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さらに〆はマグリット館、マグリットの作品だけでなく現代のアーティストたちの関連作品も。ショップにはべルギービールとのコラボレーションもあって、重いから断念。。。
マグリット館では写真をあまり撮らず鑑賞に専念。

冬の雨天の中大満足したので、晩御飯は節約してメトロの駅近くのスーパーでワインとサンドイッチを買ってホテルでゆっくり。

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