SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2018年

07月16日

(月曜日)

ブリュワリー

先週の朝刊に紹介されていた、京都一乗寺のブリュワリーがなかなか面白そう。

一乗寺ブリュワリー0

新聞記事は

ひと
高木俊介さん=「農福連携」で地ビール製造を始める精神科医
毎日新聞2018年7月11日 東京朝刊


高木俊介(たかぎ・しゅんすけ)さん(61)
 農業と福祉による「農福連携事業」の地ビールプロジェクトをこの秋、本格稼働させる。無農薬の農業に取り組む福祉事業所などに呼びかけ、障害者らが栽培した大麦やホップを仕入れて、地ビールの生産に乗り出す。「土台は出来上がった。次のステップは障害者の仕事づくりだ」

 大学病院での勤務時代に、日本精神神経学会による「精神分裂病」の病名変更事業に関わり、「統合失調症」名を発案し、2002年に正式決定した。独立後、京都のNPOなどと協力し、在宅での精神科の治療や生活支援などを行う「ACT-K(アクト・ケー)」を展開。「障害者の雇用の場があまりにも少ない」と痛感した。

 「地ビールなら親しみやすいし、地域の特産品になる」と思い立ち、醸造所「一乗寺ブリュワリー」(京都市左京区)を11年に開業した。気鋭の醸造家2人が加わり、日本地ビール協会主催のコンペティションで入賞するまでに成長。経営が安定し、障害者が働く施設や農園と連携した地ビールづくりを始める。

 「障害のある人も働くことで社会参加し、他者とつながり、自信を取り戻していく。症状が重いから仕事ができないのではなく、重症の人にもできる仕事はある」。連日、にぎわう直営のパブで、グラスを片手にこんな期待を口にした。

 「まずビールを味わっていただき、どんな人たちによってつくられるかを知ってもらう。そんな順番がいいね」<文と写真・明珍美紀>

 ■人物略歴
 広島県生まれ。京都大学医学部卒。2004年京都市内にクリニック開設。著書に「こころの医療宅配便」など。


そもそもブリュワリーって何だ?と思ったら、醸造所のことか。
最近の若者はアルコールをあまり摂取しない中、クラフトビールの人気は上昇しているとか、毎日飲むにはちと値がはりますが、ゆっくり味わうにはぴったりでしょう。

政府が掲げる働き方改革が、現政権の真の思惑通り、ほとんどの国民にはさらに厳しい生活を強いられることになりそうな今、"労働"がもたらす喜びを、このビールを口にするとき感じることができる気がします。

Brewery という言葉が頭に入ったその日、友人に誘われて入った六本木ミッドタウンのStarbucks Reserve Bar

普通のスタバの2階へ上がると、そこは大人のスタバ?!ワンランク上の雰囲気を醸し出そうというコンセプトでしょうか?
ようするに私には"ケッ"という感じが湧いてくる要素ありありですが、そこは好奇心の方が優り、探求熱心な友人の店員へのインタビュー?をしっかり側で聴いておりました。

いやはや一杯のコーヒーにたどり着くまでのステップが・・・・
豆や煎れる道具の選択までスタッフの講釈を聞かされて選ぶので、ある意味自分好みの味かどうかは自己責任ということになりましょうか。
ま、卓袱台返しするようなことにはならず、お値段に見合うと一応納得して美味しくいただきました。
で、ここでも Brew の単語が使われていたのにちょっと新鮮な驚きが。
なるほどコーヒーを淹れるのも Brew なんだ・・・
そして私が選んだ「コロンビア ラ カシアーナ」という豆は、男性中心社会のコロンビアコーヒー製造業界にあって、女性19人が立ち上げた生産者グループによるものだと知りました。
豆にちなんだデザインがほどこされた上質な紙製のカードにはコ-ヒーの来歴が記され、蘊蓄満載。

コロンビア豆_s

この1日は Brew のひと言で括られることに。"醸造"という言葉の響きには、ゆっくり時間をかける、丁寧に向き合う、というような思想的な意味も感じられるか・・・と少し哲学的な思いまで浮かんだものでした。








2018年

07月13日

(金曜日)

コスタリカ

サッカーワールドカップでも活躍したコスタリカは軍隊を廃止して70年!

十数年前職場でアルバイトしていた女子大生が、コスタリカの政治経済を目の当たりにしたいと短期留学して、帰国後熱い話を聞いたことを思い出した。

毎日新聞の特集ワイドで、コスタリカの70年をとらえたドキュメンタリー映画が各地で自主上映されていると取り上げられていた記。。
https://mainichi.jp/articles/20180713/dde/012/040/009000c
毎日新聞購読者は全文読めるのですが。

ぜひこちらを↓
「コスタリカの軌跡~積極的平和国家のつくり方」
コスタリカの軌跡

2018年

06月05日

(火曜日)

Black Box

遅まきながら読みました。
「ブラックボックス Black Box」
black box

読む前に見たYou Tube の映像では、インタビュアーの穏やかでいて真摯な態度、ゲストスピーカーの共感性、何より伊藤さんが、どれほど時間が経っても消えるどころか益々自分の内部に食い込んでくるであろう打撃の後遺症を抱えながら、ジャーナリストとして冷静さを保ち事実の追及をしてきた自負心の強さに圧倒された。



そして読んだ彼女の手記。
出版前の2017年5月のj実名での記者会見以後、日本のメディアや社会の反応は彼女にとって、苛酷だった。

今年になってハリウッドから始まった♯Me too の世界的な勢いも、なかなか日本の社会に浸透せず揶揄やバッシングやらで、セクシュアルハラスメントの問題は、軽視されがちな状況に画期的な変化がこれから起きるのかは不確定要素だらけ・・・
さらに深刻悪質な性暴力強姦罪(法改正後は「強制性交等罪」)の告発、起訴はいかに被害者にとって厳しいか。

彼女がこの手記で本当に話したいことは、「起こったこと」そのものではなく、
「どう起こらないようにするか」 「起こってしまった場合、どうしたら助けを得ることができるのか」という未来。

私は、彼女が、自分の問題を苦しい状況と戦いながら普遍性をもって捉えていく、ジャーナリスト精神を必死に発揮してきた過程に圧倒されながら、己の鈍感さを思い知り、彼女の体の震えやショックや動悸を感じながら、しかし、彼女の強い意志に引っ張られてなんとか読み続ける気力を奮い立たせることができた。
彼女の思いが一人でも多くの人に伝わっていくことが、被害から一人でも多くの人を救って行けることだと思うし、被害に会ってしまった人たちが言葉を取り返すことになることは間違いない。

2018年

03月03日

(土曜日)

男女の立ちイチ 変えた「あさイチ」 

またしても、毎日新聞夕刊から。
バラエティや情報番組をほとんどみないので、列記されているエピソードをほとんど知らないですが、職場の昼休みの話題に出る時は好意的な印象で語られています。
うがった見方をすれば、この好感度が高いこの番組で、NHKの中でのバランスをとるという意向もあったのか?
司会の二人は、局側のそんな思惑が強くなってきて、距離を取りたかったのか?
後任の女子アナは男性司会者の二人より年下、たちイチは従来の様相に戻るのか(それもNHK編成局の狙いか?)

特集ワイド 男女の立ちイチ 変えた「あさイチ」 ざっくばらん有働さん、絶妙フォローのイノッチ
毎日新聞2018年3月1日 東京夕刊

朝の情報番組に新しい風を吹き込んだ「顔」が、4月に交代する。NHKの「あさイチ」のキャスターを務めているアナウンサー、有働由美子さんとアイドルグループ「V6」の井ノ原快彦さんが、今月末にそろって降板するのだ。早くも「ロス」が心配されるほど、番組に引きつけられたのはなぜだろうか。【田村彰子】

 「主な視聴者である主婦の多くは、有働さんや井ノ原さんを画面の向こうで共に暮らす人と思っていたはず。2人が画面からいなくなれば、喪失感を覚える人は一定数いるでしょうね」。上智大教授(メディア文化論)の碓井広義さんは「ロス」が避けられないと予測する。

inRead invented by Teads
 今や朝の定番となったあさイチは2010年3月29日に放送開始。朝の連続テレビ小説が終わると、有働さんと井ノ原さんらが朝ドラの感想を述べ合う「朝ドラ受け」が定着した。

 冒頭では、ドラマを見ていた有働さんが涙を抑えきれず井ノ原さんからハンカチを手渡されたり、驚いて付けまつ毛が取れたりするシーンがあり、度々話題になった。この親しみやすさが人気の秘密だと、碓井さんは見る。「朝ドラ受けによって『視聴者と私たちは一緒に居るんですよ』と強く印象付けることができました。垣根を下げて視聴者に番組に入ってもらいやすくする方法は、あさイチの躍進で一つの成功例になったのでしょう」。視聴率は10%以上をキープし、同じ時間帯の番組では独走状態だ。

 キャスター同士の息のあったやり取りは魅力の一つだ。それは、キャスター交代を発表した2月7日にも表れていた。

 有働さん、井ノ原さん、解説委員の柳沢秀夫さんが横一列に並んだ。有働さんが「3月いっぱいでこの3人でお伝えするあさイチは、終わりということになります」と切り出すと、井ノ原さんが引き取る。「友達みたいな感覚があったんです。よく3人で飲みに行ったりしましたけど、僕はですね、誰か1人が辞めるんだったら、みんなで辞めた方がいいとずっと思っていたので」。さりげない語り口で、仲間との絆を打ち明けた。

 他局が取り上げる時事ネタ、芸能ニュース、芸能人の不倫騒動などのゴシップを扱わないのもあさイチの大きな特徴だ。「身近なことで、役に立つ、気になることを取り上げる。良い意味で、徹底した視聴者本位、女性目線でつくられています」と碓井さんは感心する。

 「徹底した女性目線」というキーワードに基づいた番組づくりは、元NHK局員でTBSテレビ番組審議会委員の佐藤智恵さんも感じ取っている。「テレビ番組の責任者はほとんど男性なので、主たるターゲットの主婦層が見たい番組を考えても限界があります。一方、あさイチの制作現場は女性スタッフの意見がとても通りやすい職場だと聞いています」

 米国テレビ局での勤務中は、女性中心のテレビ番組が日本でもあっていいと感じていた。「米国では出演者、観客とも女性だけという番組があります。でも、日本はそういう番組がほとんどないし、有働さんのように、番組を仕切れる女性キャスターは少ない。確かに、夜のスポーツ番組を男性目線でつくるのは、男性視聴者が多いので理にかなっているのでしょう。でも、女性視聴者が多い朝の情報番組は、もっと女性が前に出てもいい。実際、米国の朝番組のキャスターは女性が多いんです」

 それだけに、有働さんが番組進行を切り盛りし、井ノ原さんがそれをサポートするシーンに目が引きつけられた。「従来の番組では当たり前だった、男性司会者がリードし、女性キャスターがそのサポートに回るという構図を逆転させたのは画期的でした」と話す。

 女性を引き立たせる井ノ原さんの役割、その存在の大きさは、「男性学の新展開」などの著書がある、大正大准教授(男性学)の田中俊之さんも認めている。「特にテレビの世界では、男性は場を仕切る能力が重宝されたり、意見が女性より重く扱われたりしがちです。でも、男性側もそれを偏見だと認め、切り替える時期だと思います。実際の社会には、井ノ原さんのように人の心の動きに関心を払い、あえて目立とうとしない男性もいる。そして、そういう人もいるから社会は回っているんです」

 その代表例は、前述した涙を浮かべている有働さんに井ノ原さんがハンカチを渡すシーンだ。「井ノ原ハンカチ」と呼ばれ、視聴者に好意的に受け止められている。有働さんの「独身キャラ」が番組の中でことさら強調された回では、井ノ原さんは「この人が強いから言っていいとかじゃなくて、相手がどう思うかってことを常に考えないと」と放送中にスタッフに突っ込み、女性たちを感激させた。旧来型のスタイルではないキャスターを望む広い受け皿があることを番組は証明したのだろう。

 あさイチは、新しい男女の立ち位置を示した番組であり、それをある程度の視聴者が支持したことは今後の番組づくりのヒントになる、と田中さんは考えている。

多様な番組、後に続く?
 番組では、女性の生理的な問題を熱心に取り上げてきた。例えば、暑い時期の女性のわき汗、膣(ちつ)トレーニング、閉経--。セックスレス特集など話題になった回に出演していたエッセイストの小島慶子さんは「男性の幻想ではない、生身の女性」が扱われたことに変化を感じている。「このようなテーマが視聴者に受け入れられたのは、ありがちな『女のぶっちゃけ話』とは違う、真剣な取り上げ方をしたことが大きいのでは」と考える。そして隠し味になっていたのは、やはり男性キャスターのバランス感覚だ。

 「女性の問題を幅広く取り上げても、視聴者の拒否反応が起きなかったのは、女性に対して性的な視点で語らない井ノ原さんの存在があったから。自分とは違う身体を持つ人に対する敬意を感じました。有働さんや視聴者を『うわあ、女性のわき汗!?』とちゃかすことはありません。人間、そういうこともあるよね、と。だから、あさイチを見て悩んでいる気持ちが楽になった視聴者は多いのではないでしょうか」

 もちろん有働さんも「上から目線」で語ることはない。「キャリアを積んだ大人ならではの落ち着きと、優等生的なコメントで済ませない率直さが、視聴者の共感を呼んだのでは。テレビで取り上げづらい話題だからこそ、有働さんの実感のこもった言葉が信用されたのだと思います」

 これまでのあさイチの良さが、4月の「衣替え」する番組だけではなく、他の番組にも引き継がれてほしいと、小島さんは期待している。

 「有働さんと井ノ原さんと一緒に育った視聴者がいます。その人たちに向けた番組があっていい。また、共働きや単身世帯が増え、働く女性も多い現在では、悩みや幸福観もさまざまです。まだまだ男性が多いテレビの現場では、女性像が画一化しがち。NHKに限らず、画面に映る女性の年齢や役割はもっと幅広くていいと思います。実際、世の中にはいろんな女性がいるのですから」

 あさイチが変えたテレビの「常識」は、今後、広がりを見せていくのだろうか。

2017年

11月11日

(土曜日)

広辞苑と三浦しをん

十年ぶりに広辞苑の第七版が出るそうな。

予約特典がなんと三浦しをんの「広辞苑をつくるひと」という小冊子!
「欲しいなぁ!」と大きな声で!呟く。

同居人が「仕事で使うから必要経費で買わないわけでもないが・・・」と小さくつぶやく。

果たして小冊子入手できるか。。。叶わぬならば、岩波書店さま、限定販売してくれぬか?

それにしても三浦しをんのルポシリーズ、最新の「ぐるぐる博物館」でもさまざまな分野を探訪していることが羨ましいばかりだった(学生時代に学芸員課程受講を真面目にやっていたら自分の人生も違っていただろうと思うが、大雑把な己の性格を考えるとこの本に登場する諸姉諸兄には遠く及ばないと、忸怩たる思いが・・・)

ぐるぐる博物館8


今回の小冊子でも、彼女独自の、遠慮がちでいながら、核心に革新的に迫る?レポートが読めるんだろうなぁ・・・


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