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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2019年

01月08日

(火曜日)

新年から・・・

賀状などに
「新元号いらない、五輪も万博もいらない」と書きまくっているのですが、そんなおまえもいらない、と言われそうです。。。

最近、そごう・西武の新聞広告やCM動画が論議を呼んでいるそうです。知りませんでした。


途中まで、おっやるね!と思いながら見ていましたが、なんか釈然としない。
いいのか、こんなんで?

と思っていたら、今日の毎日新聞夕刊コラム「あした元気になあれ」に私の違和感の正体が明らかにされていました。

パイを投げつけないで=小国綾子
毎日新聞2019年1月8日 東京夕刊

 そごう・西武の新聞広告や動画が論議を呼んでいる。動画では、四方八方からクリームたっぷりのパイを投げつけられ、顔も体もクリームまみれの女性が、それでも力強く語り続ける。<女だから、強要される。女だから、無視される。女だから、減点される>

 投げつけられるパイは、さまざまな女性差別の象徴。顔までクリームまみれの姿は、女性ゆえの生きづらさ、というわけなんだろう。

 女性の一人語りはこう続く。<活躍だ、進出だともてはやされるだけの「女の時代」なら、永久に来なくていいと私たちは思う>。確かに私もお題目だけの「女性活躍」は好きじゃない。「活躍」って仕事も出産も育児も介護もしろってこと?と違和感もある。だから広告に共感する人の気持ちもわかる。私の周囲では「モノ言う女性には四方八方からパイが飛ぶ。そんな現実を上手に可視化した」という評価の声もある。

 でもやっぱり、私はこの広告にモヤモヤしてしまった。顔や髪をクリームで汚されるという視覚的な不快感。パイを投げつける側が登場しない不気味さ。そして<女であることの生きづらさが報道され、そのたびに、「女の時代」は遠ざかる>というコピーへの反発。セクハラも医学部不正入試も報道しない方が女性にとって生きやすい時代への近道ですか、と。

 一番のモヤモヤはキャッチコピーの最後の部分。<時代の中心に、男も女もない(略)わたしは、私>。字面だけ読むと共感できる前向きな言葉なのに映像を見るとかえって痛々しい。クリームまみれにされた女性が「パイを投げないで」と抵抗する代わりに「男も女もない」と言い切るのが切ない。

 なぜなら私にはむしろ「パイを投げるな」と声を上げる難しさの方がリアルだから。飛んできたパイにいちいち反発しても損をするだけ。平気な顔で、時にはクリームをなめてみせながら「男も女もないよ」と言う方が実際、世の中は渡りやすいのだ、今も。

 広告のメインコピーは、<女の時代、なんていらない?>。もしもそう質問されたなら、私は正直に「いらない」と答えるだろう。

 今、私が本当にほしいのは、女も男もなく、誰もが「わたしは、私」と胸張って生きられる時代。そのことを互いに認め合い、誰も性別や属性を理由にパイを投げつけられたりしない社会の方だ。(統合デジタル取材センター)


私は、自分が鈍感過ぎると自覚しているので、周囲の人が傷ついている事に気づくとあたふたする事が多い。

現代の若者は傷つくことを恐れて人間関係を深めないようにしているとも、よく言われている。
学校や職場で、己の感覚を麻痺させなければ耐えられないほどの息苦しさに日々さらされている。。。
ということを見聞きする時、自分はどうしたらいいのか、立ち止まってしまう。

自分になるべく嘘をつかずに生きていければよいけれど、苦しんでいる人たちに、「自分を守るためなら嘘ついたっていいんだよ」ということは伝えていきたい。。。

2018年

07月23日

(月曜日)

裏がある?

ここのところの猛暑が続いている。
夏が好きなので今月の頭頃は「かかってこいや!」と拳を挙げた。後悔している。暑さの奴め本気出しやがって。。。
「いい加減にしなさい!」と今さらながらギンギラの太陽を叱責してはみたものの。。。

連日メディアは熱中症対策にエアコンを使えとは言うが、節電のセも言わないのはなぜ?
暑さ対策にまずエアコンは必須と意識づけして、電力をカバーするためには原発再稼働もやむを得ないという筋道を納得させるという狙いが見え隠れしてないか?

そんな折毎日新聞にこんな記事が

自然災害で得する人=福本容子
議会が会期末に近づいた頃だった。大規模水害により多くの命が奪われ、十数万人が家を失った。2010年12月、南米ベネズエラでのことである。

 国難だ! そう叫んで、当時のチャベス大統領は、強大な権限を手中に収める。なんと、以後1年半、面倒な議会の審議や承認を経ずに、何でも大統領令で決められる権限を得たのだった。

 ちなみにチャベスさん、この前年には、憲法改正の国民投票を実施し、それまで「2期まで」だった大統領の任期を「無期限」とすることに成功していた。

 「自然災害は政治的利益」。チャベス大統領の話を例に挙げた本の中に、そうある。「大規模洪水、ハリケーン、台風などが悲劇であることは間違いない。だけどあなた個人にとっては、絶好のチャンスです」

 本のタイトルはずばり、「独裁者の手引」(The Dictator’s Handbook)。ランドール・ウッドさんとカーマイン・デルーカさんによるパロディー的読み物だ。

 本にはないけれど、大規模な自然災害は、もう一つ権力者に好都合な環境を作ってくれる。メディア、そして人々の関心が一点に集中することだ。批判を浴びまくりそうなこともやってのけられる。

 7日の日本。夜7時のNHKニュースは時間を延長して西日本の集中豪雨を伝えていた。被害がまさに拡大していた時だからやむを得ないとはいえ、1時間以上、ずっと豪雨の話題のみ。

 災害や気象報道は間違いなく大事だ。問題はバランスだろう。

 豪雨が去った日本を今度は猛暑が襲った。和らぐ兆しナシ。で、連日、連夜の猛暑報道である。

 18日夜のNHK「ニュースウオッチ9」。猛暑と豪雨被害の続報で最初の20分。次が新国立競技場の内部公開の話題。

 審議時間わずか9時間、数の力でゴリ押しした改正公職選挙法成立のニュースが登場した時は午後9時26分になっていた。自民党の自己都合で参院の定数を6増やすという歴史的「事件」だったのに。

 NHKだけじゃない。とにかく猛暑、猛暑。そんな中、カジノを解禁する法案も、心配事項への対策はあとで決めるから、と、与党は強引に押し通した。

 むごい災害がある。40度近い暑さもこたえる。だけど、それにすっかり心を奪われると、為政者の思うつぼになる。(論説委員)


豪雨警戒警報が出ている最中に宴会をしていた政府首脳に呆れているだけでは何の役にも立たない。

この暑さによって、2年後の東京オリンピックの開催が中止となる事態の可能性が出てきて、それがこの猛暑の唯一の良い効果か。

2018年

07月16日

(月曜日)

ブリュワリー

先週の朝刊に紹介されていた、京都一乗寺のブリュワリーがなかなか面白そう。

一乗寺ブリュワリー0

新聞記事は

ひと
高木俊介さん=「農福連携」で地ビール製造を始める精神科医
毎日新聞2018年7月11日 東京朝刊


高木俊介(たかぎ・しゅんすけ)さん(61)
 農業と福祉による「農福連携事業」の地ビールプロジェクトをこの秋、本格稼働させる。無農薬の農業に取り組む福祉事業所などに呼びかけ、障害者らが栽培した大麦やホップを仕入れて、地ビールの生産に乗り出す。「土台は出来上がった。次のステップは障害者の仕事づくりだ」

 大学病院での勤務時代に、日本精神神経学会による「精神分裂病」の病名変更事業に関わり、「統合失調症」名を発案し、2002年に正式決定した。独立後、京都のNPOなどと協力し、在宅での精神科の治療や生活支援などを行う「ACT-K(アクト・ケー)」を展開。「障害者の雇用の場があまりにも少ない」と痛感した。

 「地ビールなら親しみやすいし、地域の特産品になる」と思い立ち、醸造所「一乗寺ブリュワリー」(京都市左京区)を11年に開業した。気鋭の醸造家2人が加わり、日本地ビール協会主催のコンペティションで入賞するまでに成長。経営が安定し、障害者が働く施設や農園と連携した地ビールづくりを始める。

 「障害のある人も働くことで社会参加し、他者とつながり、自信を取り戻していく。症状が重いから仕事ができないのではなく、重症の人にもできる仕事はある」。連日、にぎわう直営のパブで、グラスを片手にこんな期待を口にした。

 「まずビールを味わっていただき、どんな人たちによってつくられるかを知ってもらう。そんな順番がいいね」<文と写真・明珍美紀>

 ■人物略歴
 広島県生まれ。京都大学医学部卒。2004年京都市内にクリニック開設。著書に「こころの医療宅配便」など。


そもそもブリュワリーって何だ?と思ったら、醸造所のことか。
最近の若者はアルコールをあまり摂取しない中、クラフトビールの人気は上昇しているとか、毎日飲むにはちと値がはりますが、ゆっくり味わうにはぴったりでしょう。

政府が掲げる働き方改革が、現政権の真の思惑通り、ほとんどの国民にはさらに厳しい生活を強いられることになりそうな今、"労働"がもたらす喜びを、このビールを口にするとき感じることができる気がします。

Brewery という言葉が頭に入ったその日、友人に誘われて入った六本木ミッドタウンのStarbucks Reserve Bar

普通のスタバの2階へ上がると、そこは大人のスタバ?!ワンランク上の雰囲気を醸し出そうというコンセプトでしょうか?
ようするに私には"ケッ"という感じが湧いてくる要素ありありですが、そこは好奇心の方が優り、探求熱心な友人の店員へのインタビュー?をしっかり側で聴いておりました。

いやはや一杯のコーヒーにたどり着くまでのステップが・・・・
豆や煎れる道具の選択までスタッフの講釈を聞かされて選ぶので、ある意味自分好みの味かどうかは自己責任ということになりましょうか。
ま、卓袱台返しするようなことにはならず、お値段に見合うと一応納得して美味しくいただきました。
で、ここでも Brew の単語が使われていたのにちょっと新鮮な驚きが。
なるほどコーヒーを淹れるのも Brew なんだ・・・
そして私が選んだ「コロンビア ラ カシアーナ」という豆は、男性中心社会のコロンビアコーヒー製造業界にあって、女性19人が立ち上げた生産者グループによるものだと知りました。
豆にちなんだデザインがほどこされた上質な紙製のカードにはコ-ヒーの来歴が記され、蘊蓄満載。

コロンビア豆_s

この1日は Brew のひと言で括られることに。"醸造"という言葉の響きには、ゆっくり時間をかける、丁寧に向き合う、というような思想的な意味も感じられるか・・・と少し哲学的な思いまで浮かんだものでした。

2018年

07月13日

(金曜日)

コスタリカ

サッカーワールドカップでも活躍したコスタリカは軍隊を廃止して70年!

十数年前職場でアルバイトしていた女子大生が、コスタリカの政治経済を目の当たりにしたいと短期留学して、帰国後熱い話を聞いたことを思い出した。

毎日新聞の特集ワイドで、コスタリカの70年をとらえたドキュメンタリー映画が各地で自主上映されていると取り上げられていた記。。
https://mainichi.jp/articles/20180713/dde/012/040/009000c
毎日新聞購読者は全文読めるのですが。

ぜひこちらを↓
「コスタリカの軌跡~積極的平和国家のつくり方」
コスタリカの軌跡

2018年

06月05日

(火曜日)

Black Box

遅まきながら読みました。
「ブラックボックス Black Box」
black box

読む前に見たYou Tube の映像では、インタビュアーの穏やかでいて真摯な態度、ゲストスピーカーの共感性、何より伊藤さんが、どれほど時間が経っても消えるどころか益々自分の内部に食い込んでくるであろう打撃の後遺症を抱えながら、ジャーナリストとして冷静さを保ち事実の追及をしてきた自負心の強さに圧倒された。



そして読んだ彼女の手記。
出版前の2017年5月のj実名での記者会見以後、日本のメディアや社会の反応は彼女にとって、苛酷だった。

今年になってハリウッドから始まった♯Me too の世界的な勢いも、なかなか日本の社会に浸透せず揶揄やバッシングやらで、セクシュアルハラスメントの問題は、軽視されがちな状況に画期的な変化がこれから起きるのかは不確定要素だらけ・・・
さらに深刻悪質な性暴力強姦罪(法改正後は「強制性交等罪」)の告発、起訴はいかに被害者にとって厳しいか。

彼女がこの手記で本当に話したいことは、「起こったこと」そのものではなく、
「どう起こらないようにするか」 「起こってしまった場合、どうしたら助けを得ることができるのか」という未来。

私は、彼女が、自分の問題を苦しい状況と戦いながら普遍性をもって捉えていく、ジャーナリスト精神を必死に発揮してきた過程に圧倒されながら、己の鈍感さを思い知り、彼女の体の震えやショックや動悸を感じながら、しかし、彼女の強い意志に引っ張られてなんとか読み続ける気力を奮い立たせることができた。
彼女の思いが一人でも多くの人に伝わっていくことが、被害から一人でも多くの人を救って行けることだと思うし、被害に会ってしまった人たちが言葉を取り返すことになることは間違いない。

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