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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2019年

01月25日

(金曜日)

イケムラレイコ展に行きました!

「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」

イケムラレイコポスター


東山魁夷やフェルメール、ムンクもいいけれど、私は現代アートがやっぱり好きなんだとあらためて実感。
特にほとんど知らない作家・アーティストとの出会いは驚きや不安、恐怖の感覚さえ沸き立ってきて、自分の感覚を揺さぶられることが不快になることもあるけれど、それすら心地よい。

今回の展覧会は前回にはなかったドローイングがたくさんあって、辰野登恵子展でも見入ったパステル画が興味深かった。
最後の「エピローグ」のコーナーで、イケムラレイコがインタビューに応える音声が、製作中の映像に流れている。
ここでも赤一色のパステルでパステルのおもむくまま?と思えるタッチで作品が動き出すように描かれる様に見とれてしまう。

「メメント・モリ」の部屋に入った時は思わず声が出て、ゾワッと寒気が・・・
女性が朽ちかけていく様を捉えた陶の作品は、肉が落ちて虚ろになった眼窩の奥に、まだ生気を持った眼が見える気がする。。。
日本画の松井冬子の死にゆく相を描いた作品も凄みがあるが
松井冬子
イケムラレイコのメメントモリは、単相的というか、シンプルに「死」と向き合うことを突き付けられたように思われる。

国立新美術館展示室の中庭には「うさぎ観音」が佇んでいる。この白兎の観音は宗教的な雰囲気は薄い気がするが、室内の濃茶色の大きな「うさぎ観音」はもは"うさぎ"でも"観音"でもないし、"オブジェ"でもない・・・

「エピローグ」の「木」シリーズ
ああ、このイメージはどこから湧いてくるのか、こわくておもしろ過ぎる。。。

2018年

10月23日

(火曜日)

10月Short trip 2 後半

押上と言えばスカイツリー、らしい。
混雑は避けるのが基本なので、スカイツリーには足を向けたいとは思わず。

が、その足元にある「すみだ水族館」には興味がある。
以前に当blogでも触れたことがある「ダンスの時間」に、開館当時のすみだ水族館が紹介されていて、水族館のコンセプトが面白いと思ったから。
それにペンギン好き(オタク?)の家族からも話を聞いていたから。

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最近の水族館の流れはよくわからないけれど、海に近く巨大な水槽の中で様々な水生動物の生態が見られるような建築物のイメージがある。すみだ水族館はそれほど規模が大きくないが、ワンフロアを高低差をうまく使ってあり、見ることに飽きないし疲れないし、季節感も楽しめ、次いつ来ようかと思わせてくれる。
メインはペンギンたちか、マゼランペンギン一種だけとはいえ、その見せ方?がうまい。丁度フィーディングタイム「さあ、ゴハン」に出くわした。ここでは彼らに芸を仕込むというスタンスではなく、彼らの生態をのぞかせてもらうことがショータイム?
飼育員は声を掛けて餌をやりながら、全部で20頭以上いる彼らの一人一人(という感覚かも)の餌の好みや満腹度をしっかり把握しているのがわかる。仕掛けも若い飼育員のアイデア満載。

ここのスターは開放型水槽のペンギンだけではなく、あのチンアナゴたち!不思議な彼らはどれだけみていても飽きないし、???が果てしなく湧いてくる。ここでは飼育スタッフに気軽に質問できると聞いていたが、チンアナゴの近くにはスタッフが見当たらず残念。
最近はのんびりと浮いている姿をみて和むクラゲブーム、とも聞いたことがあるが、よく見るとなかなか不思議な生態で、実に興味深くて、和むどころではなかった。

丁度最近出版された「水族館の文化史」を読み始めた。
水族館の文化史

ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界、という副題にも心惹かれるじゃありませんか!

2018年

10月23日

(火曜日)

10月Short trip 2

先週は押上駅。

たばこと塩の博物館の「エリザベス・ハンスコレクション  MOLA(モラ)~パナマの先住民クナ族の衣装と意匠~」
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9月29日(土)に開催された
「モラのモチーフはどこにでも〜月と星、船と海の魔物、神話と霊界、チーチャの祭り〜」
宮崎ツヤ子(NHK文化センター講師、モラ研究家)
を聴きに行ったきみかさんが大興奮で話をしてくれた。
渋谷の公園通りに在った「たばこと塩の博物館」が移転して押上に移っていたとは知らなかった!

仕事休みの平日に手芸好きの知人と出かけてびっくり。
開館と同時に入った時は他の入館者はいなかったのに、あれよあれよと大勢の人たちが。。。
そして展示されているパナマのモラの数々。その意匠の豊富なイメージの数々、作り上げる行程の面白さ、見る者に次々と湧き起こる???を解き明かしてくれる展示を見て、さらに???が膨らんで実に愉しい展示だ。

パナマの先住民族、クナ族に伝わり受け継がれたものの一大コレクション、自然界の動植物を様々にデザインしたものは、クナ族が自然の中で生き、いかに動植物を生きる糧としていたか、またその力を畏怖しつつ尊重していたかが伝わってくる。自然の万物の力を自分たちを守る力として身に着けるためのモラ。
女性たちがコツコツチクチクという作業をしながら、語らい笑い泣きしているさまが今も続いているのだろうか。
動植物に宿る霊力、魔力は、今も彼らが信じる限り朽ちることはないと信じられるほどに強いパワーが感じられるモラだ。

2018年

10月23日

(火曜日)

10月Short trip 1

10月の初週は久々に歌舞伎。もちろん幕見席。。。
歌舞伎座10月中村勘三郎七回忌追善。(早くも七回忌とは・・・)
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並ぶのが嫌いな私も幕見席だけは仕方ないので、本を一冊読む覚悟で並ぶ。なんとか夜の部チケットを入手して、さて夕方までの時間をどうしよう。
こんな時、銀座には無料で入れるギャラリーがあちこちにあり嬉しい。
初めはPOLAミュージアム
今回は
SHIMURAbros 「Seeing Is Believing 見ることは信じること」
部屋の壁一面を使った映像が2作品、全く違うコンセプトと思われるけれど、どこか連動しているようで飽きない。

銀座1丁目から次は7丁目の ggg (ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で開催中の
「横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975」

横尾忠則
瀬戸内晴美時代(現瀬戸内寂聴)の「幻花」が新聞連載されていた時の挿絵が2015年に兵庫の横尾忠則現代美術館で公開されたものの再展示。なんと自由闊達な挿絵だこと。
当時の新聞読者は、小説の時代設定を超越した挿絵に驚いたことだろうが、物語のエッセンスは時空を超えてリンクしているようにも思えてくる(後付けだけど)
実は、横尾忠則は、途中から小説の進行を無視して?独自の世界観の挿絵を描いていたと、会場の上階で放映されていた2015年の公開時に行われた瀬戸内寂聴と横尾忠則の対談で明かされていた。瀬戸内寂聴と横尾忠則が互いに世界観をぶつけ合って挑発、刺激し合っていたことが、約8cm×14cmの原画から蘇ってくるようだった。

2018年

07月13日

(金曜日)

毎日がアルツハイマーザファイナル

9年前から認知症となった母の介護を続け、その日常を撮影してきた映画監督の関口祐加さん。

アルツハイマーまいにちが

映画『毎日がアルツハイマー』シリーズでは、認知症ケアのあり方についても取り上げてきた。
今夏には、シリーズ最終章となる『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル~最期に死ぬ時。』が公開。
母の介護、そして自分の老いとも向き合う関口さんが選んだテーマは、やがて誰もが迎える「死」のあり方についてだ。

パルシステムにインタビュー記事が掲載されていて読みごたえがあります。
http://kokocara.pal-system.co.jp/2018/07/09/everyday-is-alzheimer-final/?j_top_pu

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