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SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2019年

02月21日

(木曜日)

国芳!

国貞より国芳好きです。
なのに、こんな小説が出てるとは!迂闊だったぜ!

侠風むすめ

しかもシリーズで!

北斎の娘の話も面白いが、こちらもなかなかです。
しかも天保の改革が当時の庶民の生活にどれだけの影響があったか、
国芳がいかにご禁制をかいくぐって描いていたか、史実とフィクションがあいまじり一気読み。
また新たな楽しみが。
著者河治和香は若冲モノも書いているじゃありませんか!

2019年

02月17日

(日曜日)

日本の気配

「日本の気配」をようやく読んだ。

日本の気配8


 冒頭から「うむうむ、ふむふむ。そうだそうだ」と、今の日本の現状への日々ビンビンと感じてい続ける思いを、丁寧にしつこく言語化してくれて、付箋を付けていたら付箋だらけになりそうな中、図書館への返却期限が来てしまった!これは手元に置いて置けという事なんでしょう・・・

 メディアリテラシーという言葉があるが、この言葉はある意味メディアに一定の力があるという時代にこそ通用していたのかもしれない。今ここに至ってはマスメディアの腰抜け状態や、ネットメディアは無責任で断定的、信ぴょう性が疑われる状態で、リテラシーの力を使おうにも、情報がある方向にコントロールされていく現状ではそれこそ「情に棹差せば流される」気がしてしまう。。。
おっと、この「気がしてきた」という気分こそが相手の思うつぼ!
「決まったことなら、今さら反対しても仕方がない」という空気がいたる事象で蔓延していることが、日本を牛耳る層にとって好都合なのだから。私もご多分に漏れず、諦めが早い、すぐ忘れる。
唯一、自分の持ち駒?はひねくれ者の性分だと思っているので、体制、大勢の動きをまず疑う、尻馬に乗っかったり旗を振ったりしないで、時には面従腹背も辞さず。。。
威勢は乏しいが、明確にできないことには「裏がある」と感じるアンテナはなるべく引っ込めないでいたい。
折につけ、武田砂鉄という人の警鐘に耳を傾け続けて行こう。

 

2019年

02月14日

(木曜日)

印刷博物館

飯田橋で午前中用事を済ませ、3時からのちょっとしたイベントに参加するまで時間があった。

そうだ、オープン前に知人を訪ねた印刷博物館が近い、行ってみよう。

ちょうどギャラリーでは面白そうな企画が!
「世界のブックデザイン2017-2018」
ブックデザイン


これは毎年企画されていたのか?手に取ってじっくり眺められるし、嬉しいのは無料!

最近千葉市美術館でみた絵本原画展も楽しいひと時だったけど、こちらもさらに「本」の枠が広がって、これを一年中見ることができる場所があれば毎日通いたいくらい。
時間つぶしのつもりが、危うく次の予定に送れそうになってしまった。。

お近くに行かれるならば、お立ち寄りください。

2019年

02月14日

(木曜日)

ファーストマン

「ファーストマン」

ファーストマン

予告編を見ると、どうやら偉人の苦闘と成功の物語ではなさそうだけど、男たちの葛藤やら苦悩やらが錯綜するのか・・・
ライアン・ゴズリングは気になる役者だし、「ララ・ランド」の監督だし・・・
観ようかどうしようか迷っていたら、なんと主人公ニール・アームストロングの妻を演じるのは、
つい最近見たばかりのミレニアム最新作「蜘蛛の巣を払う女」のリスベット役、クレア・フォイではありませんか!!

速攻観に行きました^^
ライアン・ゴズリングもいいけれど、クレア・フォイがよかったなぁ。

映画通にはかなり好評で、それは、月着陸を果たしたニール船長の視線に沿った映像や、アポロ計画をリアルに捉えた物語だからだろう。
確かに、初期のロケット内に置かれた閉塞感は半端ではないし命の危険と文字通り裏表の緊迫感をヒシヒシ感じる。

とはいえ、私がこの映画に感じた印象はちょっと違った。
数多の映画評ではほとんど触れられていないが、
主人公ニールは、幼くして病に伏した娘を失ったことをずっと引きずっていて、感情を露わにせず寡黙だ。
節目節目に娘の幻を見るし、月面での彼の行動は事実なのかどうかはわからないけれど、かなり感傷的だ。
ニールの人間性を掘り下げる手がかりとしてはどうなんだろう?
彼はこの思いを妻や娘の兄弟とは共有せず、自分の秘めた宝石として心のうちにしまい込む。
オイオイ!と私は突っ込んでしまいました。。。

一番気に入ったシーンは、ニールたちのミッションが危機に陥った時に、NASAが関係者への中継を中断したので、妻ジャネットが押しかけて糾弾するシーン。
「何がアンダーザコントロールよ!あなたたちはまるで男の子が遊んでるのと同じよ!中継を止めずにちゃんと続けなさい。」

どこかの首相に、このジャネットの言葉を突き刺したいものです。

2019年

02月04日

(月曜日)

フィリップス・コレクション

三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション」展

フィリップスコレクション


個人のモダンアートコレクションを展示するフィリップス・メモリアル・アート・ギャラリーの作品群。
ヨーロッパ各国の美術館は王侯貴族のコレクションが元になっているけれど、アメリカでは鉄鋼王とか石油王とか経済で財を成した財閥のコレクションが美術館の元になっているんだと、あらためて感じ入る展覧会。
とくにこのコレクションは、財閥の飾りとしてではなくて、フィリップス夫妻(妻の画家マージョリー・アッカーの慧眼による影響も大きいだろうなぁ)の徹底した審美眼と独自のアート観によって取捨選択されたものだから、評論家や専門家の評価と一線を画しているところも面白い。
金に糸目をつけない、わけではなく、新しい画家を発見すると、世界的に評価が定まっている画家の作品を手放しても、手に入れるこだわりが、金持ちの道楽に終わらず経済観念がしっかりしていたから、コレクションが破綻せず受け継がれてきたのだろうか。

これまであまり見たことがないボナールの作品や、同時代の画家の影響が強く見られるベルト・モリゾの作品、アルル時代の比較的穏やかなゴッホとか、フィリップスが特に力を入れて収集していたというブラックの作品などなど、モダン・アートの数々に触れられて満足の一日。

bona-ru.jpg  ベルトモリゾ

  ゴッホアルル    ブラック

最近原田マハの「たゆたえども沈まず」読んだところなので、19世紀末のヨーロッパ、特にフランス絵画界の状況が頭に残っていて、アルル時代の作品を見ると当時のゴッホの心情を少しわかったような気になってしまうのは思い過ごしだな。。。

たゆたえども


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