SpaceFわひね(wahine) 

一人ひとりが思いを、あるときは共有し、あるときは自由にたゆたう。。そんな場所をめざして 

2017年

06月22日

(木曜日)

20th Century Women

仕事帰りに夜しか上映していない「20センチュリー・ウーマン」("ウーマン"だと原題とはずれるけど・・・)
主演のアネット・ベニングあまり好きじゃないんですが、「人生はビギナーズ」の監督作品ということで見てきました。

20センチュリーT0021635

時代設定は1979年。ほぼ40年前か・・・当時の自分の年齢は登場人物のアビーとほぼ同世代。今の自分は彼女の母親やアネット・ベニング演じるドロシーと同じ世代。
両方に複雑な思いを感じながら、でも一番共感したのは息子のジェイミーだなぁ・・・

シングルマザーのドロシーが、自分だけでは息子にあまりいい影響を与えないと思い込んで、ジェイミーの気持ちなどおかまいなしに、下宿人?のアビーとウィリアム、さらにジュリー(ジェイミーと幼馴染)に、ジェイミーへの干渉を促すところからして「オイオイ!」と突っ込み入れたくなります。

アビーは自分を解き放ってくれたパンクロックやフェミニズムについてジェイミーに熱く語ります。それは現実的でジェイミーも共感します。15歳の自分にできることを悩みながらも、アビーの矛盾やジュリーの葛藤に、"寄り添う"。それはアビーが伝えてくれたフェミニズムの手引書(?)"Our bodies Our selves" (日本語版は「からだ・私たち自身」)などを読んで納得しての行動。
頭でっかちの勉強モードの試行錯誤なんだけど、ストレートで危なっかしいんけど、心があるんですよ。ある意味大人のアビーやジュリーにその率直さが響くし、母親のドロシーにも伝わる。

ジェイミーが"恐慌世代"と呼ぶドロシーは、カサブランカのハンフリー・ボガードが理想の男で女性飛行家になりたい夢を忘れられずにいるけれど、なんとか新しいものに触れて受け入れようとしているところがケナゲながらもイタイ気もするし、それが「私」と居直っているところもまた分かるけどねぇ・・・
アネット・ベニングの演技が高く評価されているようですが、めんどくさいドロシーはこの人が演るからいっそうめんどくさい人なのか?

それまでの価値観が大きく揺れていく70年代後半からの時代、誰もが不安定になっていく始まりだったのか。

ジェイミーが好きになったトーキングヘッズ、なんだか懐かしい。

2017年

06月19日

(月曜日)

ビックリ

ミュンヘン空港で出会った日本人の年配のご夫婦、なんでも毎年ベルリンフィルハーモニーの演奏を聴きに渡欧されているとか。
(大きなトランクには毎夜の礼装が詰められているのでしょうか。ビジネスクラスに搭乗されました)
そして話は続き
「いやぁ、今回は大変な思いをしました。ベルリンに向かう途中でエンジントラブルでシベリアに不時着しましてねぇ・・」
「えっ?!私も今年の元旦にシベリアに不時着しました!」
お互いめったにない経験をした者同士に出会ったのは初めてでしばし興奮しました。

全日空大丈夫か!?ってか、各航空会社けっこうあるんでしょうか?

なんとか無事に予定通り羽田空港に着いて、友人と別れ関税を通ったところで、一人の女性に声を掛けられました。
「あのう、○○(私の現職場名)にいらっしゃいますよね?」
「は?は、はい」
「ミュンヘンのゲートで待っている時、お見かけしたことあるなぁと思ってたんです」
「はぁ・・・千葉にお住いなんですね」としどろもどろになってしまいました。
以前世田谷区の文学館で同じように声かけられたことがあり驚きましたが、海外からの便でお近くの方に出会うとは!

私、大丈夫か?自分がどのように利用者の方の目に留まっているのか、声をかけていただいて嬉しいような戸惑うような。。。
同僚に、今回の旅で一番驚いた、とこの話をすると、「声をかけてくれるということは少なくとも悪い印象はないんじゃないですかね」と言ってくれてちょっと安堵しました。

2017年

06月11日

(日曜日)

そう言えば・・・

ドイツの普通のお店では「Auf Wiedersehen/アウフ・ヴィーダーゼーン …… さようなら」と言うとそのまま返ってきましたが、
なんでかわかりませんが、ドイツのスーパーマーケットとかで、「ありがとうございました。」という代わりに「チャオ!」と店員さんが声掛けしてくれます。       
なるほどそういう訳なんだ。
https://allabout.co.jp/gm/gc/65417/             

とにかくお店に入ったら挨拶することを心がけてました、これが結構店員さんにいい反応をしてもらえるんだと実感。

今回はこれまでの旅より長かった分、ドイツ語に触れる機会も多く、いくつかのあいさつや単語を頭に入れることができましたが、やはり難しい。全く意味が想像がつかない単語も。KUNST=ART とか。
電車トラブルの折に出会った女性に München, を ミュンヘン と言っても?という顔をされ 「ミューニック」あるいは「ミューニッチ」?と言われビックリ。
行ってみないとわからなかったことたくさんあって、これは旅の醍醐味ですな。どこに行っても好奇心全開で楽しむことができるように、自分を開いていけたらとつくづく思います。
とはいえ、いつでも開いていられるわけではない。。。。「旅」というモードだからこそ。


2017年

06月10日

(土曜日)

ミュンヘン日曜日

5月28日(日)フルに動けるのはこの日が最後。日曜日の朝は教会のミサ(パイプオルガンの演奏が目当て?)
市庁舎の機械仕掛け時計の前で昼に待ち合わせで、友人と別行動。

私はウィーンでは行けなかったユダヤ博物館へ。ここでは第二次大戦中のミュンヘンに暮らしていたユダヤ人の生活を窺がうことができる。収容所の悲惨な状況を知ることももちろん避けてはいけないけれど、この博物館のように、数十年前にどのような人々が現代の自分が住む町でどんな暮らしをしていたのかを目にすることで、地続きの生活が突然断絶されることの重さを実感できる。
写真撮影ができず、この博物館のユニークな展示方法を説明することがうまくできませんが、常設展のほかに現代作家の特別展示も開催されていて、スポーツと歴史・戦争の関係を淡々と数字を元に想像できるようになっていて、これも興味深いものでした。
ただ、館内は観客が少なくてもったいない。。。ま、好天の休日はみな屋外で過ごすのね~

013932242c13bd1dc1e585bba9fcf510607a294b52.jpg

0193d5eadd6d3b7385ce2ac605c4e1dee01c04f04b.jpg

市庁舎の機械仕掛けの時計台の前は観光客でごった返しておりましたが、なんとか友人と再会?し、ミュンヘンの本命のアルテ・ピナコテークへ。日曜日の国立美術館は入館料がなんと1€!!ありがたく恩恵にあずかりました。
が、なんとアルテは改修中で全館の半分しか見られない!ブリューゲル親子のコレクションやクラーナハを見られずガックリしましたが、さすがに目玉のデューラーの自画像や四聖人や、ルーベンスはたっぷり。

014ded50c341cff1edeb33827689b60ba0eddf3f61.jpg  01fe0802321dcb2834e5d84ce73135eeaa520538dd.jpg

次に向かったのは「地球の歩き方」に紹介されていた、現代アート、特にアンディー・ウォホルの作品を数多く所蔵しているというブランドポルスト美術館(こちらも1€)、しかし、パンフレットをみてもウォーホルのウの字もなく???スタッフのオジサンに尋ねてみても「今はないです」てな反応。とはいえ、割合見知っているフランドル地方のルネサンスやゴシックアートの宝庫アルテの後に、まだ目にしたことがなかった現代アートのインスタレーション等々で脳がフル回転。
これからもアートを体感していきたい私にとって、ラストにふさわしい美術館とも思えました。ここも撮影不可だったので、自分の脳内写真しかないのが残念。

ミュンヘン最後の夜は市内にある、日本人にもおなじみのレーベンブロイビールの醸造所の付設ビヤガーデンで白ビールと肉料理とソーセージ堪能。

2017年

06月08日

(木曜日)

ミュンヘンの美術館 2

友人が入っている絵画の会の名称の元になったマルクの作品「青い騎馬」

01eea6a2d0f9388c8fe19b907373611ffc230325e4.jpg

を所蔵しているレーンバッハ(ミュンヘン市立美術館)。ミュンヘンの「青騎士」グループの作家たちの作品が豊富に展示されていて狂喜。私たちに馴染みのカンディンスキーの若いころの作品は初めて目にするものばかり。いずれの作家も若き修行の頃があるんだと今さらながら深く見入りました。
マルク、メッケ、クレーの他、全く知らなかったカブリエラ・ムンターの絵がとても面白くて気に入りました。「青騎士」の作家たちがお互いの肖像画を実にユニークに、パロディのように描いていて楽しい。
シーレやクリムトと同時代の作家群の旺盛な制作欲や第一次世界大戦の影響、互いに及ぼし合う影響、個々の成長過程がよくわかる所蔵の数々に感銘を受けました!

0137ba112060f3007414c483f6d914ba49dbee1e11.jpg   017547fd44d53c45a14f03e425e4d5f8320117f1ff.jpg   018759400621791cff34846e7f8990c41c61feea9b.jpg

018cffcda7343a39eeeb1fb8e052afa012d60ab88a.jpg   01934515fe2902970da51daaf832728c675d9105e2.jpg

たっぷり見て回り外に出ると周囲の芝生には日光浴の人々。英国庭園の中心部の東に流れる川が地中から勢いよく流れ出るところがあり都会のサーフスポットとして名高いそうです。妙技を披露する人を見物する人々が大勢。

0113af5a5f6cf0798deb67e5f28fc0332260676277.jpg

HOME →次ページ